NIGHT HEADのあらすじ・作品解説
飯田譲治による「世にも奇妙な物語」の短編ドラマ「常識酒場」「トラブル・カフェ」を原案にしたメディアミックスの劇場映画版。1994年に公開された日本のSF・サスペンス映画。監督/脚本は「アナザヘヴン」「らせん」の飯田譲治。 15年間隔離されていた”研究所”から逃亡した、サイコキネシスを持つ兄直人と、触ればその過去が視えるリーディングと予知能力を持つ弟直也は、同じ超能力者同士が引き合う特性から女子高生早紀枝と出会う。兄弟は、その能力で自分を苛めていた同級生を入水自殺させてしまった罪悪感に苛まれていた彼女を救おうとするが…。 兄弟愛をエキセントリックに描いた本作は、SFでありながら女性ファンの多い作品である。ストーリーはドラマ版の完結編で、兄直人を「きらきらひかる」の豊川悦司、弟直也を「御法度」の武田真治が演じている。早紀枝を「完全なる飼育」の小島聖、その妹知美を「弟切草」の奥菜恵、敵方三雲を「アナザヘヴン~eclipse~」(TV)の篠井英介、奥原晶子を「いちばん美しい夏」の南美江など。