ハムナプトラ/失われた砂漠の都の感想一覧
映画「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
完全ホラーかと思ったら笑いあり、ロマンスありで驚き
最初はテレビの放送でちらっと観た時の印象は、ゾンビ状態のミイラがわらわらと出てきて人を襲うという、エジプトを舞台にしたホラーだと思い、怖いのが苦手なので、あまり興味が持てませんでした。しかし、友人と一緒にDVDを観ることになり、ちゃんと観てみたら、もちろんゾンビ状態のミイラとの死闘が物語のメインでありますが、意外に笑えるコミカルなシーンやロマンスもあって、ドキドキハラハラしながら、最後まで楽しむことができました。古代エジプトで、王の愛人に手を出したことで、恐ろしい呪いを受けた僧イムホテプを、欲に駆られた現代人が蘇らせてしまったことから、ミイラとの死闘が始まります。復活したら不死身となり、あらゆる災厄を招く恐ろしい存在となるのですが、個人的には、命をかけて愛し、復活しても第一の望みは愛する女性の復活という点には、なんだか同情してしまいます。愛人なんて報われない立場にして、浮気したからって...この感想を読む
ハムナプトラシリーズ第一作目
この作品をきっかけに、エジプトやピラミッドに興味を持ち、エジプト関連の小説や映画を好んで選ぶようになった。ハムナプトラシリーズの第一作目。まずストーリーが分かりやすいのがいい。何の前知識もなく鑑賞したが、遥か昔に力を持った悪役が現代に蘇ろうとするのを防ぐ、という分かりやすいストーリーであったため、気軽に楽しむことができる。そしてストーリーを面白くしているのが、なんといってもキャラクターたちの味。私が一番好きなのは、女性ながらに勇敢で「死者の書」を解読できるほど知性があり、それなのにおっちょこちょいなエヴリン。エヴリンのおっちょこちょいは次作にも引き継がれるので、是非細かいところまで覚えておいてほしい。
本当に大好きピラミット
主人公二人の出会いは最悪で絶対くっつかないのかなって思っていたら、最後くっつくときはホッとしました。エジプトに考古学にピラミットにとかなり私の好きなジャンルでして。最初殺し合い系?と思っていたら、ある意味でそうでゾンビみたいなのと戦ったりでエブリンのお兄さんのキャラも最高でした。なんて言って、も弱いしでもかなりいい秘宝を持ってたり、かなり笑いありスリルありが一作目の特徴で私的には黒い人間の内蔵うまで食べる虫が気持ち悪くて目を下見向けた記憶があります。ミイラを作るときにいるらしく、罪人は生きミイラになる時に思いっきり生きていた時のイムホテップ(敵)がされるのです。半泣きになりそうでした。
冒険と映像美が魅力
エジプトを舞台とした過去の財宝を探し出すという王道ストーリーが基本的なあらすじになります。設定がエジプトと過去の王朝にちなんでいるだけに、許されぬ恋で処刑された過去の伝説が物語の背景としてオーバラップして伏線となっていきます。美しいがおっちょこちょいのヒロインや、現地の得体のしれない盗賊、宝をめぐっての抗争などある意味ベタな所もあるストーリーですが、退屈で冗長な部分はかなり省いているようで、アップテンポで全体的にエンターティメントとして十分に楽しめます。その分深みや人物の掘り下げなどはあまりありませんが、ストーリーとエキゾチックな映像美は秀逸なものもありますのでそれを中心に楽しめると思います。