スクリームのあらすじ・作品解説
日本にブラックコメディを広めた、ウェス・クレイヴン監督によるスクリームは高校生が殺人事件に巻き込まれる恐怖をユーモアを加えて描いた作品である。 高校生が突如襲われる殺人事件。始まりはいつも同じ、一本の不可解な電話である。犯人に狙われた者にかかる電話、声を変えて相手を不安に陥れ、死への道へと導く。 「すぐ戻ると言った奴は戻らない」「死んだと思った犯人は油断していると起き上がる」など、ホラー映画を見尽くした者なら誰しも共感するホラー映画にありがちなシチュエーションやセリフを登場人物たちにより随所に皮肉めいて用いられ、ホラー映画好きの心をくすぐる作品になっている。 不死のイメージ強いホラー映画の犯人象を見事に裏切り、どこか腰が引け、同情心さえも抱かせる弱々しくも頭脳派の犯人。劇中で犯人が使用していたマスクと死神のコスチュームは制作されたアメリカのみならず、日本でも爆発的に売れ、ハロウィンの必需品ともなっている。
スクリームの評価
スクリームの感想
ホラー愛に溢れたホラー映画!『スクリーム』
「君の好きなホラー映画はなんだい?」ハロウィンの時期になると店で度々見かける、お馴染み死神マスクの殺人鬼(ファンからはゴーストフェイスと呼ばれている)がヒロイン達を追いつめる人気ホラーシリーズ。その記念すべき一作目がこの作品だ。映画の冒頭、犯人は電話で「君の好きなホラー映画はなんだい?」と女の子に語りかける。どことなく楽し気に話す彼女はホラー映画にはちょっとばかり詳しく、得意げだ。まさか電話の主が自分の命を狙っているとも知らずに……。やがて惨劇は幕を開け、この女子高生・ケイシーは必死に抵抗するも虚しく、殺害されてしまう。筆者も大好きなこの映画、なんといってもホラー愛に溢れている。スラッシャーホラーの代表作だが、ブラックコメディとしても大変優秀なのだ。有名なホラー作品をいくつも観てきたという人であれば、思わず笑ってしまうようなホラー映画の「お約束」を逆手に取って、笑いに変えている。「すぐ...この感想を読む
叫びは遠く
当時マンネリ化が進み、世間から飽きられつつあったスプラッターホラーというジャンルに一石を投じた名作中の名作。よくあるスプラッターと違い、犯人は普通に人間であるところが最大の特徴です。蹴ったら転ぶし殴れば倒れる。あれ?なんだたいして強くないじゃん?とお思いになるでしょうが、その人間臭さが逆に恐怖を駆り立てる要因にもなっています。最後まで正体のわからない殺人鬼に追い詰められていく様は、ジャンルとしてはサスペンスとも言えなくないのでしょうが、場所も時間も関係なく隙あらば襲ってくる節操のなさは、疑いようもなくホラー映画と分類して良いでしょう。若かりしドリュー・バリモア演じるケイシーちゃんの、冒頭での熱演がこの作品の評価を決定づけたと言っても過言ではないはず。まだ観てない方、必見ですよ。
親の因果が子に報い 八つ当たりの対象は逃げられるか
主人公女子高生・シドニー、女子高生が主人公と言うのはターゲットはこの年代までと言うこと。最後は彼女が犯人たちを打ち倒すって言うガール万歳のお話。しかし、アメリカの高校生を映画終わるまで見てるのは、なかなか厳しくないだろうか。何処の国でもだが、高校生くらいの子を見ていたいと言うのは、可也ターゲットが絞られると思う。最後に生き残るメンバーはすごい、仲良しの警察官とやり手のレポーターと友人と彼女のパパ。これは何がすごいって、この映画のテーマ、映画のターゲットになってる観客の喜びそうなテーマだわ。可愛い女の子が法と知恵と守護神を手にして、襲い掛かる男から身を守るってのは、かのお国ではありそうだなーって身近さがあるのよ。ボーイズガールズは、この夏休みにこの類のホラーで楽しみたい。
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