真実の行方の評価
真実の行方についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
真実の行方の感想
エドワード・ノートンでなければ成功しなかった映画
エドワードノートンの怪演はここから始まったこの映画において特筆すべきはやはりエドワードノートンの演技だろう。エドワードノートンは役者としては少し長い下積み時代を経験しており、サラリーマンやほかの仕事をしていたり(ちなみに大阪で祖父の仕事を手伝っていた経験もあり、以前は日本語も少し話せた)、劇団で舞台にたっていた数年を経て今作のオーディションに合格し、スクリーンデビューを果たした。私はこれほどまでに鮮烈にスクリーンデビューを飾った俳優を多くは知らない。この映画の脚本において一番重要なポイントは、主人公の二重人格である。しかもただの二重人格ではない。普通の二重人格を演じる俳優は、一人の人間でいかに違うキャラクターを演じるかというところに終始すればよい。しかしこの作品で重要なのは、アーロン(ノートンの表の人格)とロイ(ノートンの裏の人格)という二つの人格を表現した後、最終的には表の人格など存...この感想を読む