ベイブの感想一覧
映画「ベイブ」についての感想が5件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
豚がこんなに可愛いなんて!!
ベイブは何て可愛い豚なんでしょう。映画を観るまで豚を可愛いと思ったことは一度もなかったです。あんなに可愛い豚は、見たことがないです。最初は、なかなかまとめられない羊たちを、まとめられるようになっていく、コンテストで優勝できる、牧羊豚に成長していく、ベイブの姿が素晴らしいです。ベイブは素直な心を持った、とっても素敵な豚なんです。動物が主人公の映画で、しかも豚が主人公で…って最初は思いましたが、観てみたら、もう!!感動でした。動物たちの仲間を想う気持ちも感動的でした。笑えて、泣けて、とっても楽しくて良い映画です。色んな世代の人に観てもらいたいです。お勧めです。
ベイブ
沢山食べて大きくなったら豚の天国に行けると信じる子豚ちゃん達…食用豚の悲しい運命。そんな中でちょっぴり小柄な子豚のベイブがひょんな事から牧場主のホゲットさんのところへ行くことになる。ホゲットの奥さんはベイブを太らせて食べる計画をするが…ホゲットさんと心が通じ合いコンテストに出て牧羊犬ならぬ牧羊豚に!小屋の中での生活も他の動物達とのやり取りがおもしろい!特にご主人達と家に暮らす飼い猫とのやり取りが最高!初めは新参者の扱いでいじめられたりもするがベイブのひたむきな言動に周りの動物達も主人の奥さんも少しずつ変わっていきます。ベイブのひたむきな姿勢は私にも凄いパワーをくれたと思います。小さな子供から大人も引き込まれる作品だと思います。続編もあるので楽しめると思います!
優しく逞しいベイブがかわいい!!
豚ちゃんが主役の映画を始めて見ました笑。 とにかく純粋、かつ心優しく、置かれた環境で成長していくベイブの姿に私自身も心動かされていきました。母親と幼い頃に引き裂かれ、そして、豚の悲しい宿命の現実もこの映画は描かれていますが、ベイブが牧羊犬ならぬ牧羊豚として豚の新たな生き方を歩みだします! そしてベイブは、決して暴言を吐かない、噛み付かない。どうすればみんな気持ちよく羊たちを誘導できるかしっかり考えている姿は、人間の私達も学ぶところが沢山あり、勉強になりました。 そんなベイブだからこそ、たくさんの人や動物に愛され、そして成功を収められたのだと思いました☆ とても温かくハッピーな気持ちになれる素敵な作品です♪ 牧場の景色もとても綺麗です!
不思議な世界
なんといってもこの映画に登場する、豚・犬・アヒル・羊などの動物全てが話をするという不思議な映画ですが、この映画を見ていると、自分も動物になったような、動物と話ができると思えるような映画です。牧羊犬のフライとレックスがいい味出してますよね。レックスはプライドが高いのに、徐々にベイブの事を認め始め、次第に手助けまでもしてくれるようになるという、なんとも頼りがいのある牧羊犬で、フライはそのレックスの相棒なのですが、幼い頃に母親と離れてしまったベイブに優しく寄り添い、次第にベイブからはママと呼ばれる存在にもなるのです。本来の豚と人間の関係をくつがえす物語となっており、とても感慨深い作品だなと私は思いました。
心を動かすのは、力ではない。
動物と動物の敵対、交流、動物と人との敵対、交流、人同士の敵対、交流。さまざまな関係が入り乱れる中で、力を持って相手を動かそうとするのか、それとも他の何かで変えていこうとするのか。常に考え続けている映画だったように感じます。作中で憎んでいた者同士が手を取ったのは、力によって押さえつけられたからではありませんでした。ベイブという存在に対して、友情や愛情、思いやりがあったからでした。ベイブは特別なことをしたわけでなく、ただ主人を愛しただけでした。主人に笑顔になってほしい、そう誠実に思っただけでした。相手が動くのは、相手の気持ちが動いた時なのだ、かわいらしい動物たちから深く学んだ映画でした。