引き裂かれたカーテンの評価
引き裂かれたカーテンについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
引き裂かれたカーテンの感想
スパイ映画全盛期の1本
主人公のマイケルを演じるポール・ニューマンとその婚約者セーラを演じるジュリー・アンドリュースの2大スターが共演するスパイ映画です。敵の頭をオーブンに突っ込んだり、バスに乗って敵中を突破したりと、アクションシーンは満載ですが、いつものヒッチコック監督らしいサスペンスの盛り上がりが足りないのが残念です。「007」シリーズに対抗して作られた作品だと思いますが、「007」ぐらい現実離れしたフィクションに徹しているならまだしも、東西世界を仕切っている”カーテン”など現実的な物語になっているために、いろいろな演出が空々しくなってしまっています。全体的に緊迫感の薄い作品です。