バルジ大作戦のあらすじ・作品解説
バルジ大作戦は1965年にアメリカで、1966年に日本で公開された戦争映画。 「史上最大の作戦」のケン・アナキンが映画化した作品である。 配給元はワーナー・ブラザーズ。 主演を「危険な道の」ヘンリー・フォンダ、共演者には「史上最大の作戦」のロバート・ライアン、ダナ・アンドリュース、チャールズ・ブロンソン、ロバート・ショウらがいる。 製作及び脚本にフィリップ・ヨーダンとミルトン・スパーリングが共同で作業する(脚本にはジョン・メルソンも参加)。 軍事アドバイザーとして"ラインの守り"に参戦した元ドイツ軍人のラウヘルト氏が映画に参加している。 この作品は第二次世界大戦が終わりに近づいていたヨーロッパ戦陸でへスラー大佐率いるドイツ軍とカイリー中佐率いるアメリカ軍の戦いを描いたいわゆる"ラインの守り"を描いている。
バルジ大作戦の評価
バルジ大作戦の感想
重量感と迫力に満ちた、典型的な戦争アクション映画の娯楽大作 「バルジ大作戦」
第二次世界大戦を題材にした"戦争映画"が、数多く作られてきましたが、その戦争映画の歴史の中で、少しずつその質を変えてきたと思うのです。時の流れが、次第に敵に対する憎悪を薄め、と同時に敵たちは憎々しい悪の権化の仮面を取ることを許され、彼らもまた同じ人間なのだ、と認められるようになってきたのだと思います。そして、敵に対する怒りや憎悪や軽蔑の感情にとって代わって、敵もまたあっぱれだったな、というゆとりのある態度が生まれ、それを基盤にして、いわゆる娯楽作品としての"戦争映画"が作られるようになってきたのです。こうして真に憎むべき敵の存在を必要としなくなった戦争映画は、戦争のドラマティックな経過や、凄まじい戦闘場面のスリルや迫力などに、より重点を置いた作られ方をするようになっきたのです。戦争というものの是非を考えようとする、戦争否定映画、反戦映画は別として、いわゆる"戦記"的な映画は、より一層、"娯楽ア...この感想を読む
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