ハスラーのあらすじ・作品解説
「ハスラー」は1961年のアメリカ映画である。原作はウォルター・テヴィスの同名小説作品。監督はロバート・ロッセン。1961年アカデミー賞で8部門にノミネート、他にも多数の映画賞を受賞している。主演はポール・ニューマン。ハスラーとはギャンブルで金を稼ぎ生計を立てる者。主人公のエディは薬品関係のセールスマンとしてチャーリーと各地を廻っていたが、ビリヤードの腕に自信があった。あるとき有名なミネソタのファッツにビリヤードの勝負を挑むが、長時間渡るプレイでの疲労、精神力の差でエディは惨敗し無一文になってしまう。そんな彼が出会ったサラはアルコールで精神を病んだ女性。彼を支えたサラと資金援助を申し出るバートと共に、ファッツへのリベンジを賭け勝負に挑む。華麗なビリヤードシーンも見所だが、エディの人間としての試練も描いたラブロマンスでもあり、勝利と敗北とは何か?を問いかける深い作品となっている。また1986年にはマーティン・スコセッシ監督による続編の「ハスラー2」も製作され大ヒットとなった。