強いおくさんが国を守る、男には一歩玄関を出たら七人の敵が居る  - 背徳の囁きの感想

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強いおくさんが国を守る、男には一歩玄関を出たら七人の敵が居る 

4.04.0
映像
3.0
脚本
4.0
キャスト
4.0
音楽
4.5
演出
4.0

警察の内部調査してる警察官の活躍を取る映画ですが、身内を捜査すると言うのは「腐ったりんご」を探し出すお仕事ですが、代償は何か、これがお話です。 彼は家庭も有り、満足した生活をして生活も安定、そこで夫は任務につく、此処までは通常の展開でなるほどなるほどと見てられます。 警察内部は彼が其処にいるだけで、面白くないときりきりした空気に変わっていくところがスタートです。外から見れば同じ警官で内部から見れば、彼はめんどくさい存在だと浮かび上がる。これは大人のいじめの構造に当てはめると、なるほどと頷けます。 これは不味いですよ、家庭の安定が壊れると、実に不味い。精神の平和が崩れたときに、任務を遂行できるだろうか、ストーリーを追うアナタに尋ねこんで来ます。そんなときに、そっと擦り寄る甘い罠。 ラストはめでたく調査員は腐ったりんごが誰でした、と任務は終わるのです。失った物は何か、映し出されるシーンが印象に残ります、奥さんは震えてしゃがみこんでいる。 何も言わなくても判る表現です。 奥さんには、パブロフのように旦那イコール自分の身の危険と書き込みされたのかと、見終わっても長引く楔を打ち込まれる作品です。

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