転換期の秀作
時代のムーブメント米国の歴史を勉強したことのある方はご存知でしょうが、アメリカの歴史は現在に至まで、北軍と南軍の対立の歴史といっても過言ではありません。そんなアメリカで、アフリカ系の公民権運動が起こりその余波で、アフリカ系の男優シドニー・ポワチエがスクリーンで活躍し、奴隷を解放したリンカーンや北軍はヒーローという認識の時代、それが60年代という時代です。ネイティブ・アメリカンという言葉はまだなく、青い軍服を纏う北軍(ソルジャー・ブルー)がアメリカン・インディアンを虐殺するシーンは、とてもショッキングで生々しいことだったとが記憶にある映画です。(映画ポスターもそうでした)この残虐シーンはサム・ペキンパー監督の影響がなかったとは考えにくいです。何しろ前年69年にはバイオレンス西部劇「ワイルドバンチ」が観客に衝撃をあたえたのですから。とはいえ同年には「イージー・ライダー」「明日に向かって撃て...この感想を読む
3.53.5
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