RAINBOW 二舎六房の七人のあらすじ・作品解説
RAINBOW 二舎六房の七人は様々な理由で独房で入れられた少年達が協力しあい独房での不条理を耐え抜いていく物語である。 昭和初期の少年院が舞台となっており、現代とは比べ物にならない当時のリアルな独房での生活を描いている。少年達の中には冤罪や止む無く正当防衛で殺人を犯してしまった少年など心に傷を負った少年が多く、共同生活していく中でそれぞれが胸の内を打ち明けて各々の事情が明らかになっていく。また彼らには夢があり、母にいつか親孝行をしたい少年や兵隊になりたいという少年、大金持ちになりたいという少年、妹に楽な生活を送らせてあげたいと考えている少年などがいる。独房では様々な試練が待ち受けており、時には殺されそうになることもあるが彼らは協力してその危機を脱出していく。単行本は全22巻が発売されて、300万部以上の売上があり深夜枠にてアニメ化もされた。原作者は愛と勇気の物語としてこの作品を表現している。
RAINBOW 二舎六房の七人の評価
RAINBOW 二舎六房の七人の感想
地獄の始まり
「RAINBOW」は昭和30年が舞台になっています。湘南特別少年院にいれられた7人の登場人物が、仲間の絆だけを胸に奮闘するといお話になっています。グロテスクな描写や恐ろしい描写が多いので、完全に見る人を選ぶマンガだと思います。まず完全に、女性向けではないと思います。1巻はしばらくめくると、かなり衝撃的なシーンがでてきます。絵がとても細かくてショッキングな描写をえがいているので、ちょっと気持ち悪くすらなります。それくらいすごいです。この少年院に入った少年達が、次第に友情を築いていき、友情のためなら全てをかけるくらい、結束していくお話です。