水玉ファブリックの評価
水玉ファブリックについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
水玉ファブリックの感想
珠玉の短編集、読み切りではなく連載にしてほしい
弱いわたしを認めることから始めよう「水玉ファブリック」林みかせ先生、初めての短編集です。女の子の不安な気持ちが全部出ています。大好きな人に大好きなかわいいお洋服を変だと言われた瞬間、頼の世界が反転した。自信なんてないのに勇気を出して着てきた洋服が変だと言われたら、悲しい気持ちでいっぱいになります。それがコンプレックスになって胸につき刺さって取れないのもわかる気がします。頼は、日頃から私たちが不安に思ったりしていることそのものです。そんなときに洋服店のオーナーからモデルにならないかと言われた。20万円のディスプレイの椅子を壊したから、仕方がないと言えば仕方がなかったのかもしれませんが、自信なさげに参加するのが頼らしくていいです。傷つかないでいい方に自分を向かわせるのは、自己防衛力が働いていて自分を守る体制に入っているからだと思います。傷ついてまで勝ち取るものに意味を見いだせない。「きっと...この感想を読む