渇きのあらすじ/作品解説

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渇きのあらすじ・作品解説

エミール・ゾラの「テレーズ・ラカン」をベースとし、吸血鬼と化した神父の苦悩を描いた2009年の韓国映画。監督は「親切なクムジャさん」「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク。第62回カンヌ国際映画祭審査員賞、モントリオール・ファンタジア映画祭最優秀アジア映画ブロンズ賞を受賞した。 孤児として修道院で育った敬虔なカソリック神父サンヒョンは、信仰への迷いから不治の奇病のワクチンの被験者となり死に至るが復活。けれど輸血により自身が吸血鬼となったことを知り苦悩する。また彼同様身寄りがなく呉服屋のラ女史に拾われ、その無能な息子ガンウの妻となったテジュと出会う。あどけなさと淫蕩さを併せ持つ彼女に魅かれ、関係し溺れていくが…。 サンヒョンを「殺人の追憶」「JSA」のソン・ガンホ、テジュを「おはよう、神様!」(TV)のキム・オクビンが演じ、シッチェス・カタロニア国際映画祭主演女優賞を獲得した。ラ女史を「マイ・ブラザー」のキム・ヘスク、ガンウを「復讐者に憐れみを」「JSA」のシン・ハギュンが演じている。

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