哀しみの街かどのあらすじ・作品解説
ニューヨークの路地裏で麻薬に溺れる若者たちの青春と苦悩を描いた、1971年に公開されたアメリカ映画。監督は「スケアクロウ」「恋人ゲーム」のジェリー・シャッツバーグ。原作はジェームズ・ミルズ、脚本は「スター誕生」のジョーン・ディディオンとジョン・グレゴリー・ダン。 NYで堕胎手術を受けたばかりのヘレンは、恋人の画家マーコと別れ、そこで知り合った麻薬の売人ボビーの優しさを頼り付き合い始める。が、彼女がボビーの影響でニードル・パークの常連となり麻薬に溺れ、麻薬取締官ホッチナーに取り押さえられた事を知ったボビーは彼女との結婚を決意。収入を得るために兄ハンクの泥棒家業を手伝うが…。 ボビーを「スケアクロウ」「狼たちの午後」のアル・パチーノが演じ、ヘレン役「エクソシスト」のキティ・ウィンは1971年カンヌ国際映画祭女優賞を獲得した。ホッチナーをアラン・ヴィント、ハンクをリチャード・ブライトが演じている。他にキール・マーティン、マイケル・マクラナザン、ウォレン・フィナーティなど。