SINfinityのあらすじ・作品解説
「SINfinity」(シンフィニティ)は集英社が発行する漫画雑誌「週刊ヤングジャンプ」の2007年50号から2008年18号にかけて掲載された後、「月刊ヤングジャンプ」へと移籍し2008年6月号から同年12月号にかけて掲載されていた漫画作品。作者は佐々木拓丸(ささきたくまる)。 主人公は償人(しょうにん)という青年と道標(みちしるべ)という少女。どうしようもなく強烈な殺意と、その殺意を現実のものにしてしまったら大切な人やものを守れなくなるという躊躇を心に抱えた人の前に主人公2人が現れ、殺意を抱く相手の幻を見せて殺させることによって、殺意を抱いた人間には記憶と罪を与え、殺意を抱かれた人間は死を与えるという設定。 繊細なタッチの画風で、人間の倫理・善悪に対する葛藤や、主人公2人を取り巻く謎について描く。シリアスな本筋とはギャップがある主人公2人のほのぼのとした日常の描写も魅力のひとつ。 単行本はヤングジャンプコミックスより全3巻が発売されている。