桜の花 咲くころ 北条司短編集2のあらすじ・作品解説
「桜の花咲くころ北条司短編集２」は北条司（ほうじょうつかさ）によるマンガ作品。「天使の贈りもの」に続く北条2冊めの短篇集となっている。収録作はいずれも「週刊少年ジャンプ」（集英社）誌上に1990～1993年にかけ発表されたものとなっている。 表題作「桜の花咲くころ」はのちの連載作品「こもれ陽の下で…」の原型となった作品であり、物語の世界設定を同じくしている。「こもれ陽～」は北条が「シティハンター」につづいて連載した3作目の作品であり、植物と意思疎通ができる不思議な少女・西九条紗羅（にしくじょうさら）が、その能力で町の人たちの不安や悩みを癒していく、というストーリー。 「ファミリー・プロット」は記憶喪失をきっかけに生まれる新しい家族交流の姿を描く。「TAXI DRIVER」は吸血鬼と失踪アイドルとの奇妙な交流が、「少女の季節」では事故で意識を失った夢うつつの状態中で隠されたトラウマと向き合う少女の物語が描かれている。
