灰者のあらすじ・作品解説
灰者は、木城ゆきとの漫画作品で、ウルトラジャンプ誌上にて1996年から連載され、単行本として全1巻を刊行している。 今作品は、漫画作品・銃夢の中で描かれた未来都市で、人気を誇るスポーツ・モーターボールを舞台にしたサイバーミステリーを描いている。 時速300kmでサーキットを駆け巡るモーターボールは人気を集めている。その選手の一人スネブは、チーム「スパンダウ」契約解除を申し渡されていた。スネブは細い体格でスピードを誇る選手だが、ウエイトとパワーを重視した選手たちが幅を利かせ、格闘技化する中で、試合中何度も転倒させられていたのである。解雇を言い渡されたスネブが挨拶を終え、エレベーターに乗ると、ウエイトとパワーを誇る「ドラグノフ」が同乗し、蔑みの言葉とともにスネブの足を引っ掛けた。 スネブが去って行く中、監督のベンとドラグノフが未販売のドラッグの使用感について話をしている。スネブの理解者であるホルメゴルドは、薬物使用に怪訝な顔をした。スネブは知り合いの娼婦に、レース中、ある誘惑に襲われ、体が砕け散るのが快感になるのだと話す。娼婦はスネブの未来を占い、あることを伝えるのだった。それは一体！？
