もののがたりの評価
もののがたりについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
もののがたりの感想
付喪神の世界観とバトルを楽しむ
大切にされたものに宿る霊この世界観が好きだね。常世と現世があって、稀に現世ではない場所から現世へ迷い出てしまった稀人が生まれる。稀人は様々な物に宿り、悪さをすることもあれば、常世へ帰りたいと願う者も、さらには現世に馴染みたいと思う者もいる。彼らと対話しあるべき場所へ還すことが仕事である種族・塞眼(さえのめ)。いまここにその均衡を崩してしまうほどの何かが起ころうとしていた…。って感じで、いい感じに和風で、作者のオニグンソウさんは絵もうまいし、スタートがとても良い。人とは相容れない存在だと考えて排除しようとする兵馬と、生まれた時から付喪神たちと共に生活してきたぼたん。彼らがたどり着かねばならない終着点はどこなのか。兵馬は大切な兄姉を奪った付喪神への憎悪を、どのように払拭していくのか?1つずつ解き明かしていくストーリー。肝心な部分を握っているのはぼたんであり、唯一物に宿るはずの稀人が人に宿っ...この感想を読む