七つ屋 志のぶの宝石匣(1~4巻)を読んだ感想
テーマは宝石・質屋という非日常的な世界この漫画の主なテーマは、宝石や質屋という日常生活ではあまり馴染みがない世界です。気軽にいろいろ手に取ったり、おいそれと立ち入ったりすることのない、わたしたち(わたしだけ?)があまり知らない事柄がいっぱい出て来ます。特に宝石などは、男性にはあまり興味が持てない世界かもしれませんね。でも、作者の二ノ宮知子先生は、これらの事柄や非日常的な世界さえ上手く面白く処理し、一般の読者にも身近な世界へと引き寄せてくれています。書店ではじめて目にしたとき、宝石には興味があるけれど質屋はちょっと・・・と思い、まずはさらっと立ち読みだけにしようと思っていました。ただ、いざ読み始めると、知的好奇心をくすぐる宝石・質屋ネタの数々や、何より二ノ宮節が炸裂した主人公らの魅力にグイグイと引き込まれ、気が付けば数話読了後にレジで精算を済ませていました。宝石の薀蓄などが好きな方はもち...この感想を読む
4.44.4
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