釜爺のプロフィール
本名 | 釜爺 |
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よみがな | かまじい |
ニックネーム | 自分のことを「扱き使われてるジジイだ」と言っている。 |
性別 | 男性 |
国籍 | 日本 |
住まい | 湯屋「油屋」のボイラー室。 |
所属 | 湯屋「油屋」の釜場でボイラーを担当している老人。「油屋」で使われる湯を沸かし、薬湯の薬を調合する仕事をしている。 |
性格 | 仕事に厳しい職人気質の人物ですが、時おり千尋に向ける優しい眼差しは、まるで孫を見つめるおじいちゃんのよう。 |
特徴 | 蜘蛛のような姿で、ハゲ頭に濃い口ひげ、黒の丸いサングラスをかけており、6本の自在に伸びる腕を持つ。 |
価値観 | 「手ぇ出すならしまいまでやれ!」「あんたも気まぐれに手ぇ出して、人の仕事を取っちゃならね。」 |
特技 | 6本の手を自在に操り、「油屋」で使われる湯を沸かし、薬湯の薬を調合する。 |
物語上での目的 | 油屋に迷い込んだ主人公の千尋との初対面では、人間を見て狼狽するリンに対して「ワシの孫だ」と千尋をかばい、湯婆婆のもとへ案内するよう頼んだ。その後も疲れ果ててボイラー室で眠ってしまった千尋に布団をかけてやったり、傷ついたハクに応急処置を施したり、銭婆のもとへ向かう千尋に海原電鉄の乗車券を譲ったりと、数々の場面で千尋を手助けした。年長者として、千尋に優しさとしつけの両方の態度で当たり、甘ったれていた千尋の成長にリンと並んで大きな役割を果たした脇役である。 |
千と千尋の神隠しの他の登場キャラクター
千と千尋の神隠しの感想
誰もが主人公になれる
新しい主人公設定この作品以前の女性主人公というと、「風の谷のナウシカ」のナウシカを始め、「もののけ姫」のサン、「魔女の宅急便」のキキは、力強く行動力があり逆境をも乗り越える活力を感じさせ、観る者に憧れと勇気と力を与えてくれるような人物像だった。主人公だけではなく、宮崎駿作品に出てくる女性は、力強く生き生きした姿で描かれている。例えば「風の谷のナウシカ」では、風の谷のオババを始め森の一部が菌に侵された時、女性達の対峙の姿は男性顔負けの勇敢さである。「もののけ姫」では多々良で働く女性達の姿や、「魔女の宅急便」ではパン屋のおソノさんを始め魚のパイが得意なお婆さんとそのお手伝いのお婆さんも生き生きと描かれている。もちろん、今回の作品もそうした女性は出てくる。中でも湯屋の従業員兼、千尋の世話係リンは、とても元気でイキイキとしている。しかし、今回の主人公である千尋は、少し内気で弱虫な、何処にでもい...この感想を読む