魔女の宅急便の感想一覧
映画「魔女の宅急便」についての感想が26件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
キキの成長物語
キキ、一人立ちを決意物語は、主人公のキキが草原でゆったりとラジオを聞いている場面から始まる。ちらほらと民家があるだけで、大きな建造物もなし、まさに「田舎」。 ちなみにキキが使っているラジオは、父親から拝借したものだ。「素晴らしい満月の夜になるでしょう。」 おそらくキキは、ラジオから聞こえたこの一言で、今夜旅立ちを!と決めたのだと思う。ガバッと起き上がり自宅へ小走りで向かう。家へと着いた彼女はまず、愛猫ジジに「今夜に決めたわ。」と報告。 そして次に魔女である母親に報告する。その場面には、古くからの客であろう老婆が、椅子に座って薬が出来上がるのを待っている。キキの突然の決断に母は、何を急に、と驚きのあまり声を上げる。 いつでもいいわけではなく、「満月の夜」というのがお決まりらしい。そのため、当初の予定では次の月の満月に出発する予定だったが、どうしても晴れの日がよかったキキは、急ぎ取り決めたのだ...この感想を読む
魔女のイニシエーション
魔女は13歳で修行をしにいく。魔女のキキもその風習にならい、街をでて、別の街でくらそうとする。海の見える都会。あの町並みに、ずっと憧れてる。舞台となった街は実在しているらしいので、一度いってみたい。オソノさんの旦那が寡黙な感じでかっこいい。あの長いパンは光沢があってすごくおいしそうなかんじ。あれって食パンなのかなあ。ニシンのパイも結構、不思議な食べ物だとおもったのだけどあの地方にとっては、ポピュラーな食べ物なんだろうなあ。キキの服装もとてもかわいい。宮崎駿はあの服装がすきなんだなあ。ラピュタで幼少期のシータもあの格好をしてたとおもう。
どの世代でも楽しめる♪
歳を取るごとに見方というか感じ方が変わってきたように思います。登場人物もみんなあったかくって♪特にニシンのパイのおばあちゃんのシーン。ほっこり優しい気持ちになれて大好きです。そんなニシンのパイのおばあちゃんの孫娘。子供の頃は嫌なやつ~っ!!って思ってたけどきっと誰でも彼女と同じような経験あるんじゃないかなーと。私も何気ない一言で誰かを傷つけてしまったことたくさんあるんだろうなーと。なんだか考えさせられました。ファンタジーだけどどの場面もリアルで共感できて・・・。ジジと会話ができなくなって飛べなくなって、スランプに陥る場面はすごく切なく苦しくなるしいろんな人に支えられてそれを乗り越えて魔法が復活する場面はすごく嬉しくあったかい気持ちになれます。落ち込んだり行き詰まったときに見ると元気や勇気がもらえる作品です。この感想を読む
キキに憧れる。
私が子供の頃から、とにかく早く自立したいと思い続けていたのは、もしかしたら魔女の宅急便を何度も観てきてたせいかもしれません。何なら、もっと小さい頃なら、自分も箒で飛べるんじゃないかとさえ。大人になった今でこそ、この作品が女の子の成長を描いたものなんだな、と冷静に考えられたりするんですが。子供の頃に観た魔女の宅急便は、音楽含めて、ただただ憧れの詰まりまくった作品でした。猫も喋りますし!だからこそ、キキが飛べなくなるなんて嫌でしたね、当時の私。ジジと意思疎通が取れなくなるのも。でもそういうものを吹き飛ばしてくれるのが、終盤のシーン。小さい頃に観たときでさえ、感激して涙が出た記憶があります。心底、大切な作品です。
好きな映画
小さい頃に何度も見てその度にキキに感情移入していました。あんなふうに旅に出たいなと思いながらも、そのキキの強さや明るさに元気をもらいました。あの年であんなに困難に立ち向かえるなんてすごいです。ジジも可愛らしくて、あのしゃべれるというところにも惹かれましたね。あの鯖ぱいのはまだ美味しいのかどうかはまだ疑惑の一つです。誰か食べてみたことはあるんでしょうか?キキの頭の回転の良さもこれまた見ていてよかったですね。空飛ぶ宅急便、今もしあったら大盛況ですね。トンボの破壊力も半端ないですね。今でもあの有名なトンボの話は話題になります。やっぱりジブリは不朽の名作ですね。
キキは良い子だと思う。応援したくなります・
何だか最初から試練の連続で、でもワクワクしているキキは乗り越えて行きます。色んな事を黒猫のジジと相談しながら進めて行ってたのに、物語終盤、飛べなくなって、しかもジジとも話せなくなってと大ピンチになってしまうキキ。飛べなかったことは、デッキブラシで空飛んで解決しちゃいますが、ジジとは話せないまま物語は終わります。話せるようになったんでしょうか?気になります。人との触れ合いが何だか嬉しくなる作品だと思います。時には、その人との触れ合いで傷付くことがあってもキキは応援してくれる人達や自分のために頑張っていて、その姿が素敵なんです。思わずキキを応援したくなります。
ジブリがまだ面白い作品を作っていたころの映画
私が中学生の頃に公開された映画です。もう20年以上も前の作品になるのでしょうか。ですが、今見ても全く色褪せない、素晴らしい作品だと思います。主人公、魔女のキキの成長の物語です。颯爽と箒に乗って飛び立つシーンは本当に気持ちよさそうで当時幼かった私は、本当に羨ましく思いました。当初、魔力が弱まったキキがウルスラの家に出掛けますがそこで物語を終わらせる予定でいたと聞いたことがあります。本当にそこで終わらなくて良かったです。あまりにも映画が面白かったので映画鑑賞後に原作を読んでみたのですが原作も面白かったですが、キャラ設定というかキャラの性格というか・・・・キャラの作り方は、このジブリ作品の方が好きでした。
頑張ろう!って元気になれる作品です。
宮崎駿作品の中でも、なぜか昔はあまり好きではなくて、退屈だなと思うこともあったけど、 大人になるにつれ、逆に何回も観たいと思う映画になりました。 自分の日々の生活の中で、嫌なことも良いこともあるけれど、何となく平凡でこのままでいいのかなって思うことも多く、そういう気持ちをこの映画は丸ごと受け止めてくれるというか、何だかそのままの自分を受け入れらる気がしてくるのです。 キキは、魔女ってこと以外は普通の女の子で、女の子ならではの気持ちが良く描かれているなあって思います。 トンボに対する気持ちとか、自分と他の女の子と比べてしまうとか、でもそんなところも私もそうだったなあとか、わかるなあとか色々感じながら観れるのは楽しいです。 これは、もしかして女子のための映画化も!とも思っちゃいますね。 色々なことがある中で、キキが少しずつ成長していくとともに、自分も頑張ろうって思えてくるのです♪
最高に元気をもらえる作品
いつまでも初めて見た時のドキドキした気持ちを忘れることはできない。初めて見た時はキキと一緒になって目の前の壁を乗り越えているように気持ちになれたし、20代になってからは忘れたものを思い出させてくれたし、30代になってからは見守る気持ちを教えてくれた。いつ見ても新鮮で、「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」の言葉に私も元気をもらえた。何度も何度も見ているから、最終的にハッピーエンドなことは分かっている。けれど、キキがトンボを助けに向かうところは特に手に汗握ってしまう。がんばれ、がんばれ、と応援したくなってしまう。そして最後には自分も頑張ろうと思える。最高に元気をもらえる作品。
最初からクライマックス。
歳のせいなのか、最近になってこの作品を見返すと、いつも主人公であるキキの父親に感情移入してしまいます。冒頭、キキは魔女のしきたりとして家を出て行くことになってしまい、それは勿論両親も承知していることでした。そのため、両親のほうが引き止めたり大泣きしたりという状況にはならないんですが、「今夜出て行く」と宣言したキキの一言に対する、父親の「そうかぁ……」というたった一言の、漏れるように出た一言が、なんとも感慨深く聞こえてしまうのです。きっと、それ以前からこの家族には魔女一家としての物語があったのでしょう。そういったものをたった数分に収められてしまう父親という立ち位置を思うと、なんだか不思議な喪失感を覚えます。表題は、そういった意味を込めて記載してみたものです。
落ち込んだりもするけれど・・・
14歳になった魔女は1年間違う街で暮らし修業する、というしきたりに従い、黒猫ジジと街を出たキキ。海の近くの街で宅急便の仕事を始めるが、様々な事件が起こる。宮崎駿監督の名作アニメ。誰も自分を知らない街で生きていくことの大変さが良く描かれていると思います。人生うまく行くこともあれば行かないこともある。悩んだり迷ったり、自分の感情をもてあましたりしながら成長していくキキの姿に、思わず応援してしまいます。物語ラストの、落ち込んだりもするけれど、私は元気です。というキキの台詞に、海外留学でホームシックにかかったとき思わず泣いてしまいました。
何度観ても癒されて、元気を貰います!
幼い魔女のキキが魔女のしきたりによって親元を離れて知らない街で生活し自立していく物語です。連れの黒猫のジジがめちゃくちゃ可愛いです!道中にいろいろな事が起こります。辿り着いた町で出会う人達に助けられたりして黒猫のジジと共に成長していく魔女キキの生活が表現されています。自由奔放にキキと生活していた黒猫のジジも隣のアパートに住むメス猫と恋に落ちて、ある日突然キキと会話出来なくなってしまったり…キキもまた魔法が弱くなり一時使えなくなったり!さまざまなアクシデントが起きますがキキを支える周りの人々の協力もあり見事に乗り越えます。キキの優しさが周りの人々を味方に出来たんですよね!私個人的には、何度観ても癒されるし元気を貰う作品です!黒猫ジジはお持ち帰りしたいくらい可愛いです♪
元気が出る作品
大人になってからも何度も見た、見ると元気が出る作品です。嵐に遭遇する所や、ジジがしゃべらなくなる場面では本当にハラハラしました。最近知ったのですが、キキ役は高山みなみさんだったんですね。更に画家のウルスラ役も高山みなみさんがされていたようで、あの場面は一人二役だったとは…!キキが住むことに決めたコリコの街並みがきれいで、私もこの町の住民になりたいと思いながら見ていました。「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」はTV番組やCMでもよく使われていて耳にする機会が多いですが、この町をキキ目線で上空から眺めたシーンが思い浮かびます。作中で出てくるニシンとカボチャのパイは子供心にお魚の入ったパイなんてマズそうだと思ってました。
ジジが可愛い!!
私は魔女の宅急便を見てなによりもまずジジが可愛くて仕方がなかったです!!物語の内容は魔女のキキが魔女のしきたりによって親元を離れて違う街で一人で生活をしていきます。そこで出会う人々とどう接していくのかキキとキキに連れ添った猫のジジがどういう風に自立して生活をしていくのかを描いていっています。キキの街で出会った人々に助けられつつ生活をしていく様子が一番の見ものかと思いますが、私はジジの可愛さがたまらないです!!話の途中でキキに従いながらも自由奔放にキキと共に生活をしていたジジですが、隣のアパートのメスの猫と恋をしていき、キキとも会話ができなくなってしまうところも見どころだと思います!!
私の小さい時の憧れ!キキちゃん
私もこの映画を観て、魔女になりたいジジみたいな黒猫飼って、そら飛んで旅したいと初めて見た時思いました。だってホウキにまたがって、気を集中させたら飛べるんだモンって子供の時の私は思っていました。今思ったら、さすが子供だと思いますが、「GOGOキ~キ」って頭過ぎるぐらい学校の掃除の時にマネしてました(笑)なんといっても魔女はキキの年齢で独り立ちそして大人の仲間入り。トンボと恋をするキキも可愛いしジジが恋をして声を失ってしまうところなんか切ないし、でもジジが喋れなくなっても機器は自分だけの力でトンボを助けに行くところ最高に感動しました。昔の私の将来の夢は魔女って書いてました(笑)
キキは成長したのに私は成長出来ていない?!
子供のころよく見ていた映画で、宮崎作品の中でも好きな作品の一つですしかしながら子供時分であったゆえに終盤のキキがジジの声が聞こえなくなったり、ホウキで空を飛べなくなったりするシーンはもどかしくて仕方ありませんでしたそのためその原因といえるトンボのことをあまり私は好きではありませんでしたしかしこれは子供ゆえの安易な考え方というものでこの一連の流れはキキが成長するための必要過程であり、当然のことであったということは今ならば分かります事実大人になってから見てみるとキキがその試練を乗り越えた後のこともしっかりと映画でまとめられていて、自分の若さゆえの過ちを見せつけられているようで恥ずかしくなりましたしかしトンボだけは一種のトラウマゆえか今でもそこまで好きになれないのですごめん、トンボ
暖かいお話
可愛いお話です。とにかく心が温まります。小さい頃に初めて見たのですが、当時はキキの真似をしてホウキにまたがっていました(笑)なんといってもジジが可愛い。アニメにしゃべる動物はつきものですが、ダントツで可愛いです。ちょっとツンとした性格も最高です。音楽も合っていてとてもいいです。久石譲のBGMもそうですが、ユーミンサウンドが風情を感じさせてくれます。今から24年くらい前の作品ですが、さすがの宮崎アニメ、今見ても消して古くなりません。これからもずっと長く愛されていくことは間違いないでしょう。数年前に原作小説が完結したと聞きましたがこの映画が好きすぎてイメージと違ったら怖いので見れない程です。大人になった今でも一年に一回は見返している作品です。
魔女と黒猫のファンタジー物語
初めて魔女の宅急便を見てからずいぶんたちますが、何年たっても大好きな映画です。主人公は魔女でお供のクロネコという、正にファンタジーという感じの雰囲気が良いですし、箒で飛ぶところはとても気持ち良さそうで、飛んでみたいと思うほどの描写でした。仕事の一環として大雨の中、魚の形をしたパイを運ぶシーンは、作った側と貰った側のあまりの温度差にがっかりはしましたが、山アリ苦アリのストーリーで全部見ごたえがあります。最後に黒猫のジジが喋らなくなった時は、何で喋らないんだ~、と思った物ですが、改めて見返すと喋らなくなった理由が分かったので、何回も見ることで面白さが増すアニメだと思います。子供から大人まで見飽きる事のないアニメですので、今後も見続けたいです。
魔女がやってくる町
「魔女の宅急便」の良いところは、まず第一に舞台となる港町の風景です。映画を見ているだけでわくわくするような潮の香りがしそうな海の見える町並み。楽観的で生き生きとした町の人々。その世界に行ってみたいと思いました。反面、ストーリーは結構暗い、キキがむくわれなさすぎてみていて辛くなってしまうところもちらほらあります。ほのぼのとみていられるというわけでもなく、やや暗いストーリーだなと思います。それらは普通に過ごしている毎日の中で切り取られた印象的なエピソードで、ほとんどの日々は楽しく過ごしていることを願います。ジジとはまた話せるようになるといいなぁと思います。後日談が知りたいです。
大人に見て欲しい、キラキラした青春ストーリー
要は、世間知らずな田舎娘が上京すると言う話。でもそこに、魔女と言う要素と空を飛べると言う要素を加わえてジブリが描けば、こんなにキラキラした可愛い作品になるんですね。主人公のキキが誰も知らない町に着ていっぱいつまづいて沢山落ち込んでそれでも色んな事を少しずつ乗り越えてどろんこになりながら前に進んでいく、毎日を生きて行く姿を見るとあぁ、私にもこんな時あったなあ…なんて誰しもにあったキラキラした青春を思い出します。一番最初に見た小さい頃の憧れを持って大人になってからキキを見てみて下さい。初恋ってあんなに可愛かったんだ…と忘れてたあの時に、また出会えるかもしれませんね。