ギイがいてくれたからギイがぼくを愛してくれたからだから帰ってこられたんだ
葉山託生
理解が深まる小説レビューサイト
小説レビュー数 3,368件
こんな風に愛されたい人里離れた山奥に建つ私立祠堂学院高等学校。二年生に進級した葉山託生が入学式早々、高林泉からの嫌がらせを受ける所から始まるこの作品を、当初は「よくある話し」ぐらいにしか思いませんでした。しかし、託生くんの人間接触嫌悪症や、同室となるギイのあまりの素敵さにすぐに心を奪われました。それに、ごとうしのぶ先生の文章はスラスラと読めて、途中で止める事が難しい程です。特に、託生くんが食堂で野上からカレーを掛けられる所でギイがかばう所は本当に胸がキュンッとしました。あんな風に自然に守れるギイは、本当に恰好いいです。その後、音楽堂に閉じ込められた託生くんは暗がりの中でギイに「好きだ」と言われます。逃げようとする託生くんを追い詰め、今風に言えば「壁ドン」で逃げられないようにしてからのキスシーンが印象的で、託生くんがつい人間接触嫌悪症である事を忘れてしまっても仕方がありません。しかし、意...この感想を読む
よみがな:みす あらた ニックネーム:アラタさん、三洲くん 性別:男 所属:生徒会 性格:誰に対しても人当たりがよいため、皆から好かれるが、ストレスも多い。 特徴:真行寺兼満とは恋人同士だが、「恋人」を使いたがらない。 癖:真行寺に意地悪として、ストレス発散している。 恋人:真行寺兼満 部屋番号:270 2年...
葉山託生
ニューヨークで記憶喪失になった託生が、記憶を取り戻した後、車の中でギイとキスをした後に言う場面。
葉山託生
恋人であるギイの実家があるニューヨークに行った時に、空港を出てギイの父親の秘書である島岡に会った時、託生が二人の関係に想いを巡らす場面
葉山託生
ギイの実家があるニューヨークに行き、記憶喪失になってしまった託生が、思わず酷い言葉をギイに言ってしまった時に後悔する場面