カミさんの悪口のあらすじ・作品解説
カミさんの悪口は、1993年にTBS系列の「東芝日曜劇場」枠で放送されていた日本のテレビドラマで、平均視聴率も19.9％、最高視聴率は23.7％を記録したヒット作である。そのため続編も放送された。 原作は村松友視の「小説カミさんの悪口」。脚本は「明智小五郎対怪人二十面相」などの脚本を担当した山元清多、主題歌はチカブーンの「春夏秋冬・朝昼夜」である。 この作品は、田村正和演じる夫の小泉肇と篠ひろ子演じる妻の由起子という、子どものいない熟年夫婦の日常をコミカルに描いたコメディドラマである。肇と由起子は子どもがいないためか熟年となっても恋人や親友のような夫婦関係であり、また見た目も美男美女のベストカップルといえる2人。だが、そんな2人にも夫婦間に生じる不満はあり、肇は同じ会社に勤めている大学時代の友人たちと妻の悪口を言い合い、由起子は女房たちでこれに負けじとやりあっている。そんな、本音と建前を言い合う男たちと女たちのテンポのいい展開が見所である。
