踊る大捜査線の感想一覧
ドラマ「踊る大捜査線」についての感想が5件掲載中です。実際にドラマを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
ドラマチックな刑事の日常
音楽が彩る世界観これまで様々なドラマを見ているが、好きな刑事ドラマの中で不動の一位に君臨し続けているのが、「踊る大捜査線」である。ヒットするドラマには、印象的な音楽がある。特に刑事ドラマには、事件が起き、それを解決するという絶対的の流れがある以上、シーンごとに視聴者を釘付けにする音楽が必要不可欠である。「踊る大捜査線」と聞いただけで、頭にテーマ曲が響いてくる。その音楽を聞くだけで、作品の躍動感が伝わって来て、興奮する。織田裕二の歌うエンディングソング、Love Somebodyも、魅力的な曲の一つだ。この曲は、レゲエ・ラヴァーズ・ロックというジャンルのマキシ・プリーストが楽曲提供者である。音楽には詳しくないが、ジャマイカの血をひく彼のレゲエのリズムには、南国の海に来たような癒し効果がある。この曲を聴くと、「今日も事件が解決したな。めでたし、めでたし」と肩をなで下ろすことができ、ドラマを見た後、日常に...この感想を読む
青島俊作の正義感が好きでした。
1990年代に放送された刑事ドラマの中で、一番好きな作品でした。織田裕二さん演じる青島俊作は交番勤務から念願の刑事になり、希望に胸を踊らせて刑事になったのに、正しいことをしようとする自分の理想と現実の違いに苦しむ様子が印象的でした。水野美紀さん演じる柏木雪乃が父親を殺されたショックで、入院している病院に毎日のようにお見舞いに行き、雪乃を励ますシーンに感動しながら見ていました。雪乃が後に警察の採用試験を受けて、見事合格し、青島の同僚になるストーリー展開には驚かされました。いかりや長介さん演じる和久さんが素晴らしかったです。いかりやさんは、それまで私はドリフターズのコメディアンとしての一面しか知らなかったのですが、俳優としても素晴らしいなと感動しました。深津絵里さん演じる恩田すみれと、柏木雪乃のどちらかと、もしかしたら付き合っているのか、将来付き合うことになるのかなと少し期待しましたが、それは...この感想を読む
子供でも楽しめる警察ドラマ。
警察ものって結構堅苦しいドラマが多いと思うんですが、この踊る大捜査線はひと味違うんですよね。よくある2時間サスペンスとか、今流行りの相棒とか大人向けなのじゃなくて、子供でも見ていて楽しめる内容なんですよね。私も実際放送していた当時は小学生だったと思いますが、毎週楽しみにしていたのを覚えています。たぶんそれは、殺人事件うんぬんよりも警察署内での人間模様を描いている部分が多いからだと思います。青島役の織田裕二さんが、本当にハマリ役でした。あんな熱い刑事がいたら面白いのに~なんて子供ながらに思った記憶があります。あと、やっぱりいい味出しているのが今は亡きいかりや長介さんですよね。本当にステキな役柄でした。あと柳葉敏郎さんもかっこいいですよね。田舎出身のエリートで青島と出会ったことによりどんどん変わってくるんですよね。やりたい事をしたければ、偉くなって上に行け。そんな台詞がありましたね。実際の...この感想を読む
人間関係が面白い
この作品は刑事事件の内容として面白いというより、青島の周りの人間関係であったり、個々のキャラクターの味が濃くて面白い。主人公以外のキャラクターがこんなに濃い作品は、なかなか無い。そして個々の役柄の個性がきちんと確立されてるので、見てて裏切られない。現場で闘う青島と、上の立場で闘ってる室井との関係性は、どちらの立場も色んなジレンマを抱えながら社会と闘ってる姿が良い。なので働くサラリーマンにとって、どちらの立場になっても2人の選ぶ選択は共感出来る部分があるんじゃないかと思う。熱い青島とクールな室井の姿は2人ともかっこいい。わくさんもこのドラマには無くてはならない人!!こういう心の優しい刑事さんはきっといるはず!と思わせてくれるような、絵に描いたような刑事さん。現場は足を使って事件を調べる、といういかにも昭和な刑事さんを描いていて素敵です。すみれさんは男に媚びないサバサバ女子でカッコいいし、署...この感想を読む
青島ーー!!
1997年に放送された連続ドラマ。映画も4作公開され、興行収入は350億円以上。スピンオフも多数作られた大ヒットドラマです。青島役は織田裕二さん以外考えられないほど、はまり役です。それに深津絵里さん、柳葉敏郎さん、スリーアミーゴスなどなど、誰一人としてミスキャストはいないと思います。まだ有名じゃない頃の伊藤英明さんや阿部サダヲさんも一話限りで出演されていました。改めて見返すと、そういうところもあって面白いです!まだ見ていないかたは是非見て欲しいです!このドラマを見てから劇場版も見て頂ければ、登場人物の成長も併せて見られると思います。刑事ドラマではありますが、人情溢れる熱いものがあるドラマです。それぞれ名ゼリフがあって、中でも特にいかりや長介さんが演じた和久さんの「疲れるまで働くな」「なんてな!」のセリフを思い出すと、今でも泣きそうになります。当時はお台場にまだフジテレビもなくて、空き地だらけな...この感想を読む