鉄人28号 白昼の残月の評価
鉄人28号 白昼の残月についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にアニメを観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
鉄人28号 白昼の残月の感想
鉄人28号「白昼の残月」〜ふたりの“しょうたろう”の物語〜
戦争で死ねなかった兄と復興と共に育った弟鉄人28号の主人公と言えば「ショタコン」の語源となった金田正太郎くんですよね。この「白昼の残月」という作品は、敵の攻撃に対し鉄人を上手く動かせず苦心する正太郎から操縦器を攫い、見事な操縦で鉄人を勝利に導いた「ショウタロウ」の登場から始まります。後に、自分が生まれる前、父が養子に迎え入れた兄だと知り,突然のことに戸惑いながらも、家族と呼べる人物がいたことに正太郎は喜びます。この作品に於いて正太郎は、大人と堂々渡り合う少年探偵というより寧ろ、鉄人の操縦者としての未熟さに悩む等身大の少年として描かれています。一方ショウタロウは、金田博士の息子として父と共に「鉄人計画」に参加し、軍の監督のもとロボット兵器の開発に携わります。しかし、日本は戦争に負け父も死に、形見となった鉄人は終戦の年に生まれた弟が操縦者となって復興目覚ましい日本のため「道具」として使われ...この感想を読む