鞍馬天狗のあらすじ・作品解説
鞍馬天狗は、毎日放送にて毎週月曜日に放送されていた日本のテレビ時代劇ドラマである。 原作は大佛次郎の同名タイトル時代小説シリーズ。大正時代の娯楽雑誌「ポケット」に第1作を発表し、その後も戦後まで長編や短編作品が発表されたシリーズ作品で、戦前の大衆小説の代表的作品ともいわれる。また、この作品は、このドラマ以外にも非常に多くのテレビドラマ化や映画化がされており、その中でも主人公を嵐寛寿郎が演じた映画シリーズは、40本を超える作品が作られた人気シリーズであった。 主人公の鞍馬天狗こと倉田典膳が、華麗な剣さばきを見せて新撰組らを相手に縦横無尽に活躍する姿を描いた作品。主人公は普段は倉田典膳を名乗っているが、本当の名前は謎である。また、主人公をおじさんと慕い、時に主人公を助けてくれる角兵衛獅子の杉作少年がいる。 この作品の主人公を演じたのは、川内康範原作でヒットしたヒーロー冒険活劇「月光仮面」の主人公を演じたことで知られる大瀬康一であった。