「背徳感」で満たされる感覚はこのドラマならでは!
共感出来る「究極の」背徳感サラリーマンなら誰しもが憧れる「平日昼間のビール」。夜のビールは頑張った自分へのご褒美であり、達成感が裏付けにある。しかし昼間のビールにあるのは背徳感。いけないと分かっているがやってみたい。心の奥底に眠っているそんな欲求をくすぐられるドラマである。しかも主人公の内海は成績不振の営業マン。仕事が出来ないのに、大好きな銭湯とビールの誘惑にすぐに負けてしまう姿はもはや「究極の」背徳感であり、サラリーマンの憧れともいえる。特に内海が湯舟に入った瞬間必ず叫ぶ「申し訳ない!」のセリフ。若干のイライラを感じるほど強烈な羨ましさが見ている側の心を支配する。しかし、ドラマ終盤になると、内海に自己投影している自分にふと気が付く。日常のストレスがちょっとだけ減った気分になる。物語が進むに伴い満たされていく感覚は、他のドラマでは味わえない独特なものがある。銭湯はいまや非現実的な理想郷...この感想を読む
3.53.5
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