ローズマリーの赤ちゃんの評価
ローズマリーの赤ちゃんの感想
ラストで明らかになる真実
ホラー作品ではありますが、通常のものとは一味違います。あっちのホラーは見た目も恐ろしい怪物が武器を手に襲撃してきたり、太古の妖怪が蘇ったりと、わい愛直接的な攻撃のイメージがありますが、本作はそうではありません。ミステリ作品も物にしている作者らしく、はっきりとした証拠はなく、徐々に不気味な雰囲気に支配されていきます。周りに起こる謎の変化、不気味な人々、愛する夫の変化。なんとなく恐ろしく怪しげな雰囲気の中で妊娠してしまいますが、ひょうんなことから悪魔に関する本を読み、その悪魔の描写にぴったりな気がしていしまいます。しかし今は現代の大都市ニューヨーク。果たして悪魔なんかありえるのか?最後に恐ろしいオチが待っています。