うちのママが言うことにはのあらすじ・作品解説
うちのママが言うことにはは、岩館真理子による少女漫画作品。1988年から1995年にかけて「YOUNGYOU」(集英社)で連載され、単行本はヤングユーコミックスより全5巻、文庫版は全3巻が刊行されている。 主人公はOLの北風けいと。恋人である編集者の甘夏英太郎との結婚を考え、家族に英太郎を紹介するところからストーリーは始まるが、けいとを溺愛してやまない3人の兄たちからは大反対を受けてしまう。その後、何とか家族を説得して二人は結婚するが、結婚後もなにかとトラブルが絶えない二人だった。 日常生活の中で感じる小さな幸せやちょっとしたすれ違い、浮気に発展しそうなイザコザなどを重ねながらも二人が夫婦として歩んでいく様子を、繊細で淡麗な絵柄で丁寧に、時にコミカルに大人の等身大の恋愛を描いた人気漫画であり、岩館真理子の代表作とも言える一作である。 各方面からの評価も高く、1992年には第16回講談社漫画賞を受賞している。
