七つの海のティコの感想/考察/ネタバレ

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アニメレビュー数 2,474件

七つの海のティコ

4.134.13
映像
4.50
ストーリー
3.75
キャラクター
4.25
声優
4.63
音楽
4.50
感想数
4
観た人
5

七つの海のティコの感想一覧

アニメ「七つの海のティコ」についての感想が4件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

「世界名作劇場」シリーズのターニングポイント

「世界名作劇場」シリーズの作品とは“名作”とあるように、既存の小説や童話など、特に昔から世界の人に親しまれてきた外国の作品を原作とした作品で、それを1年間の長期にわたって丁寧に描いていくシリーズ。一時期、フジテレビの日曜夜7時半と言えば名作劇場というくらい人気を博していた。シリーズ20周年の作品「世界名作劇場」に含まれる作品については諸説あるが、現在最もポピュラーなものは日本アニメーションが制作するようになった「フランダースの犬」以降の作品とするもので、これを第1作として数え、本作は第20作に当たる。つまり、シリーズ20周年作品、というわけである。だからこそ、日本アニメーションは力を入れたのであろう。まず、それまでにない豪華な声優陣を配した。林原めぐみ、池田秀一、水谷優子、緒方賢一、納谷六朗、増岡弘、矢島晶子(敬称略)など、軒並み当時全盛期の声優を起用した。そして、「世界名作劇場」シリ...この感想を読む

4.04.0
  • あずき色時代あずき色時代
  • 1099view
  • 2105文字

バランスは難しい

今ではなくなってしまった「世界名作劇場」シリーズの一つでオリジナル作品。主人公のナナミは赤ん坊のころからシャチのティコと共に育ち、一心同体という、非常に子供心をくすぐる設定。成長した今はシャチの獰猛性を知っているのでとんでもないなと思うが、人ではない生き物と深く心を通わせるというのは老若男女問わず多くの人にとっては「ロマン」であると思う。恐らくスタッフは海の環境問題などに興味を持って欲しいという気持ちが少なからずあったのだろう。その為に人の「ロマン」を突いたのは上手い手法だったと思う。ナナミとティコを通して保護動物やその生態を知ることも出来て良いアニメだったのだが、視聴率は低かった上に最終回は未放送という残念な結果に。狙いは悪くなかったはずなのに上手くいかなかった理由は何だろう? と考えてある時ビデオを見返して気付いた。これ真面目過ぎる。ほのぼの要素もあるのだが、真面目な問題を扱ってい...この感想を読む

3.53.5
  • 石松時雨石松時雨
  • 224view
  • 513文字

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