22時のルールのあらすじ・作品解説
22時のルールは、村上左知原作の読みきり漫画コミックスとして、2011年12月に発売。 重なりあう事のないはずの2人が急接近する甘酸っぱいボーイズラブを題材に男子校生のための恋のルールブックとして描かれた「ルールそのいち」のスピンオフ作品であり、脇役として登場した知念先生の表題作。前作の発売時より、知念先生への注目度は高く、密かに人気が高まっており、ボーイズラブを愛する読者の人々に好まれる王道のストーリーが反響を呼んでいたため、ファン待望の作品となっている。可愛い男子を好む主人公の知念先生が初恋相手で幼馴染みの山口竜成から愛を告白をされるも、男らしさが増した現在の山口に対しての返答にもがき苦しみつつ、決断を下すシリアスな大人の恋を描いている。変わりたいけれど変わる事のできない葛藤と戦う知念先生の姿が多くの読者の心を打つ作品に仕上がっている。「ルールそのいち」の商業誌未収録作品も収録しており、2度美味しい1冊。
22時のルールの評価
22時のルールの感想
大人の恋愛と学生の恋愛
「ルールそのいち完全版」での脇役だった先生のお話です。昔はふわふわ可愛い好みのタイプだった子が、大きくなればただのむさ苦しい男に育ってしまった…。子供のころに「22時に電話する」といった約束が大人になった今でも毎日続いており、迎えにきたりとむさ苦しい男に甲斐甲斐しく世話されて、揺らぐはずない心が段々と揺れ始めて。結局ネコになってしまう先生ですが、気持ちが通じ合って両思いになっても22時の約束は守られ、愛を囁いて、そんな姿の先生にトキメキを覚えてしまいます。後半にはもちろん「ルール」シリーズのあの二人が出てきます。リバ同士のいちゃいちゃには今まで抵抗があったのですが、これは二人とも可愛く時にかっこよくておススメの作品です。