鈴木先生に教わりたかった
「鈴木先生」の良さは、神は細部に宿るという姿勢2011年のTVドラマ「鈴木先生」は、これまで見たいわゆる先生もののドラマとは一線を画す作品であり、とても意義のある作品でした。1980年代に一世を風靡した「3年B組金八先生」を代表とした一連の教師ものの作品の流れは、時代の流れとともに、次第に時代錯誤で求心力を失ったものになっていき、この作品をもってある意味「完膚なきまでに」終わったのだと感じました。最初は低視聴率ではじまったこのドラマが、こうして映画化されるまでになったことは、この作品が多くの人の心を動かした証拠であり、こういうものがきちんと評価されることは、素晴らしい事だと思います。テレビドラマは、1話45分ほどなので、短いもののように思ってしまいがちだけれど、実際はそれが10話前後あるのだから、実際の作品の尺は7時間半もある。そう考えると、映画に比べると随分言葉を尽くし、表現を尽くして緻密に物語れると...この感想を読む
4.04.0
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