映画 鈴木先生の名言/名セリフ

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映画レビュー数 5,784件

映画 鈴木先生

4.004.00
映像
3.90
脚本
3.80
キャスト
4.20
音楽
3.70
演出
3.90
感想数
1
観た人
2

映画 鈴木先生の名言

映画 鈴木先生の名言集です。現在20件が登録されています。

学校教育は不良や問題児に手が掛かる分、手の掛からない普通の子たちの心の摩耗の上に成り立っている。

鈴木先生

生徒会選挙の投票日、学生服姿で勝野ユウジが2年A組の教室に立てこもり、数人の生徒を前に小川を刃物をつきたて「先生の好きな真面目で純粋な生徒は社会で淘汰されるんだ」「小川ちゃん、今から君をレイプする」と言い出した。そこに助けに駆け込んできた鈴木先生は、こう言い出して勝野を説得し始めた。

私には、私の体に、自分自身のため以上の責任がある!

小川蘇美

対人恐怖症で引きこもりになった満が事件を起こし、唯一の息抜きの場だった公園にも行けなくなり、不満が爆発した勝野ユウジは、生徒会選挙の投票日、2年A組の教室で小川に刃物つきたて「お前をレイプする」と言い出した。鈴木先生は必死に説得したが、スタンガンで失神させられる。勝野は小川を連れて屋上にあがった。脅す勝野に小川は冷静にこう言った。

みんなはこの先、社会に出て、世の中を知る。それは思っていたほどいいものじゃないかもしれない。嫌な上司もいるだろう。もしかしたら、落ち込んで自分自身を見失うこともあるでしょう。そんなときは演じてみる。

鈴木先生

2年A組のある日のホームルームで、文化祭の演劇の練習をしていたとき、数人の生徒たちから「別に自分は将来俳優になりたいわけじゃない」「興味がない」などの意見が出て、練習が中断してしまった。そのとき、鈴木先生は生徒たちに演劇の重要性についてこう説き始めた。

選挙なんて、かっこ悪いというシャイを装う文化が、この国にはありますからね~。

鈴木先生

職員室で、2年B組担任の桃井先生が、立候補者がなかなか出てこないことで悩んでいた。隣りに座っていた鈴木先生は桃井先生にこう言った。

俺は教師という役を演じてる。演じてるうちに自分と役との境界線がなくなってくる。自分自身を成長させる一つの手法なんだ。

鈴木先生

2年A組のある日のホームルームで、文化祭の演劇の練習をしていたとき、数人の生徒たちから「別に自分は将来俳優になりたいわけじゃない」「興味がない」などの意見が出て、練習が中断してしまった。そのとき、鈴木先生は生徒たちに演劇の重要性をこう説いた。

そう、この世の中は各々が役割を演じることで成り立っている部分もあるんだ。それに嫌な上司もまた嫌な上司を演じているだけかもしれない。そう考えれば、この世の中は、それほど悪いものじゃないだろ。

鈴木先生

2年A組のある日のホームルームで、文化祭の演劇の練習をしていたとき、数人の生徒たちから「別に自分は将来俳優になりたいわけじゃない」「興味がない」などの意見が出て、練習が中断してしまった。そのとき、鈴木先生は生徒たちに演劇の重要性についてをこう説明して説きふせた。

ただ冷静な自分を演じているだけ。自分を成長させる方法のひとつだって、先生に教わったの。

小川蘇美

対人恐怖症で引きこもりになった満が事件を起こし、唯一の息抜きの場だった公園にも行けなくなり、不満が爆発した勝野ユウジは、生徒会選挙の投票日、2年A組の教室で小川に刃物つきたて「お前をレイプする」と言い出した。鈴木先生は必死に説得し刃物は取り上げたが、スタンガンで失神させられる。勝野は小川を連れて屋上にあがり、小川を脅した。彼女は冷静にこう言った。

おっ、みんな、いいか。確かに、生徒会はストレスも多い、面倒な仕事だ。だが、その分、理性や感情をおもいっきり鍛えられるいいチャンスだぞ。

鈴木先生

2年A組では、次期生徒会の役員の立候補者を誰にするかの議論がされていた。誰もでないので、担任の鈴木先生は、生徒たちにこうよびかけた。

選挙は、政治は、と言い換えてもいいかもしれないが、両立の難しい二つの要素を両立させうる存在に、自らがなるところから始まる。

鈴木先生

2年A組では今、次期生徒会役員の立候補者を誰にするかで議論をしていた。鈴木先生の生徒会の役員になるということがどういうことかという話をすると、中村が立候補したいと手を挙げた。「内申書めあて?」などとひやかす生徒たちに、鈴木先生が選挙について話し始めた。

がんばれ、がんばれと無理強いし、過度な期待をよせることが、危険なことは、俺もよくわかってる。だが、その考え方にとらわれてしまうこともまた危険なことなんじゃないか?

鈴木先生

放課後、鈴木先生は2年B組の教室に生徒に呼び出された。話題は鈴木先生が平良にB組から生徒会役員として立候補を強要したことについてであった。クラスメイトの神田が鈴木先生に「恵まれているからがんばれということがどんなに危険かわかってるんですか!」とつめよった。鈴木先生はこう反論した。

がんばれ、がんばれと無理強いさせたからこそ、一歩を踏み出せる人間がいることも事実なんだ。

鈴木先生

放課後、B組の教室、平良に鈴木先生が生徒会役員に立候補するよう強要したことに腹を立てていた生徒たちが、鈴木先生に詰め寄ってきた。生徒たちに向かって、鈴木先生はこう結んで、反論した。

生徒会選挙は大人になってから本物の選挙に参加するための練習、つまり、社会学習の一貫です。白紙や悪ふざけのような投票を容認すべきではありません。

足子先生

鈴木先生と教育方針の対立がもとで精神的に壊れてしまい自宅療養をしていた足子先生が復職してきた。足子先生は、生徒会選挙のあり方について自身の考えを、職員会議で提案してきた。

ちょっとずつでも、外出る習慣を増やしていかないと、また、逆戻りだぞ。ここは、誰もがいていい公園なんだから。

勝野ユウジ

2年A組の生徒たちが学校近くの西公園で、演劇の練習をしていた。ベンチに座り、その様子を眺めて「あの頃、俺たちも未来は輝かしいものだと思ってたよな」「どこで間違えたのかな」と会話している二人の若者がいた。卒業生の勝野と田辺だ。練習中の女生徒は二人を不審者のように見た。その雰囲気を察して帰ろうとした引きこもりの田辺に勝野はこう話しかけた。

選挙というのは人間関係やしがらみで投票するものではない。また、他人にそれを強要したり、そういう雰囲気をつくることもいけないんだ。

鈴木先生

ある日のA組のホームルームで、突然、出水が生徒会会長に立候補をすると言い出した。既にA組からは中村が立候補しているので、「A組はまとまって中村を応援して、入れるよう」と中村を応援している入江がみんなに言いだした。そのとき、鈴木先生は生徒たちに選挙で投票することについてこう説明し始めた。

自分の頭で考え、自分の意思で投票する。その一票は他の誰でもない自分自身が責任を負う一票だからだ。

鈴木先生

ある日のA組のホームルームで、突然、出水が生徒会会長に立候補をすると言い出した。既にA組からは中村が立候補しているので、「A組はまとまって中村を応援して、入れるよう」と中村を応援している入江がみんなに言いだした。そのとき、鈴木先生は投票することについて、生徒たちにこう説明し、出水の立候補を認めた。

この社会は真面目な人間が損をするしくみになっている。そのシステムでしかたがないのなら、せめて避難する場所、逃避する権利を認めてほしい。

鈴木先生

生徒会選挙の投票日、学生服姿で勝野ユウジが2年A組の教室で数人の生徒を人質に立てこもり、小川に刃物つきたて、「俺たちは先生のいい子にしてたのに社会に出たら使い物にならなかった。満なんて対人恐怖症で引きこもりになった。息抜く場所は公園ぐらいだった」と訴え、「小川ちゃんをレイプする」と言い出した。そこに助けに駆け込んできた鈴木先生は、出水が生徒会選挙で言ったことを勝野に語った。

俺は教育だけが世界を変えられると思ってる。こいつら自身が少しずつでも、世界を変えてくれると信じてみようじゃないか。

鈴木先生

生徒会選挙の投票日、学生服姿で勝野ユウジが2年A組の教室で数人の生徒を人質に立てこもり、小川に刃物つきたて、「俺たちは先生のいい子にしてたのに社会に出たら使い物にならなかった。満なんて対人恐怖症で引きこもりになった。息抜く場所は公園ぐらいだった」と訴え、「小川ちゃんをレイプする」と言い出した。そこに駆け込んできた鈴木先生はこう説得しながら、ユウジに近づき、刃物をとった。

無理して世間に恥じる必要も詫びる必要もない。お前自身の、もし存在するのなら、お前が好意を寄せる一部の人間の為にでいい、甘んじて罰を受けながら、これからのことをじっくり考えて来い。

鈴木先生

事件を起こし警察に連れて行かれる勝野に、鈴木先生は声をかける。

どんな結果であろうと、責任は自分たちでとらせなければなりません。

鈴木先生

生徒会選挙の結果が出た。それは先生たちの予想に反した結果だったので、他の先生たちはどうしようかと当惑している中、鈴木先生は「別にむちゃくちゃでも最悪でもないと思いますよ」と言い、こう続けた。

あんた、やんなきゃいけないんだよ! 文句言ってるだけなら、単なる不満分子だ。

中村加奈

生徒会選挙の結果が発表された。それは意外な結果だった。出水が生徒会長に当選したのだった。選挙そのもののシステムを変えるため立候補した出水は、戸惑っていた。そんな出水に中村はこう言って、決断をうながした。

映画 鈴木先生の感想

鈴木先生に教わりたかった

「鈴木先生」の良さは、神は細部に宿るという姿勢2011年のTVドラマ「鈴木先生」は、これまで見たいわゆる先生もののドラマとは一線を画す作品であり、とても意義のある作品でした。1980年代に一世を風靡した「3年B組金八先生」を代表とした一連の教師ものの作品の流れは、時代の流れとともに、次第に時代錯誤で求心力を失ったものになっていき、この作品をもってある意味「完膚なきまでに」終わったのだと感じました。最初は低視聴率ではじまったこのドラマが、こうして映画化されるまでになったことは、この作品が多くの人の心を動かした証拠であり、こういうものがきちんと評価されることは、素晴らしい事だと思います。テレビドラマは、1話45分ほどなので、短いもののように思ってしまいがちだけれど、実際はそれが10話前後あるのだから、実際の作品の尺は7時間半もある。そう考えると、映画に比べると随分言葉を尽くし、表現を尽くして緻密に物語れると...この感想を読む

4.04.0
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