佐左木満里子 - 花もて語れのキャラクター

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漫画レビュー数 3,136件

花もて語れ

3.753.75
画力
3.50
ストーリー
3.50
キャラクター
3.50
設定
4.00
演出
4.00
感想数
2
読んだ人
2

佐左木満里子のプロフィール

本名佐左木満里子
よみがなささきまりこ
年齢(作品時)26歳
性別男性
国籍日本
所属大手ファミレスチェーン・レッドベリーの社長令嬢
特徴上京したハナにとって、一番の親友
特技文学作品を分析的に読み込む
トラウマ妹の死と、その際に連絡を絶って逃げ出した父親への不信感
生活大学4年生から、5年にわたって引きこもり生活
きっかけハナの朗読がきっかけで外に出るようになる

花もて語れの感想

鳥肌ものの演出マンガ

朗読を題材としたマンガ本作は「朗読」を扱った唯一無二のマンガ作品ではないだろうかと思う。「朗読」は非常にマイナーな芸術である。これを単純に説明すると、【文章の読み聞かせであり、「声」と「言葉のみ」で物語を表現するものである。】となる。では、「声による演劇か?」と問われれば違う。声による俳優といえばアニメやドラマの吹き替えを行う「声優」をイメージするだろうが、この「声優」と「朗読者」は別物である。たしかに朗読にもキャラクターを演じるというという一面はあるが、明らかに違うのが「地の文」の存在だろう。つまり風景描写や、人物の行動、心の声、作者視点の注釈などの「セリフ以外」の文章も声で表現されるのだ。声優がキャラクターに命を吹き込むというのであれば、朗読者は人の物語の世界そのものに命を吹き込んでいると言っても過言ではない。この奥深さを伝えたいというのが本作のテーマであろう。「読書は黙読で十分で...この感想を読む

3.53.5
  • AsahiAsahi
  • 201view
  • 4176文字
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