オカルトには留まりきらない壮大なスケールの次世代教科書
繋がりと必然「偶然はない。すべては必然だから」というのが一貫するキーワードとして、この漫画の世界観を作っている。身の回りに起こる偶然にも思えること、すべてに意味はあり、それは必然で起こるという、理解はできても実際起こってみるとそれを受け入れるにはあまりに壮大な世界を受け入れることに気付くと思う。四月一日が侑子と出会って、あまたの出来事、ありえない事象を目の当たりに、「そんな訳ないか」と言うのがまさに読み手心の代弁。そうして物事の本質に至らない人間の末路がどうなるかを、四月一日は、侑子に学びながら目の当たりにしていくことになる。それはまさに読み手が、自分の置ける世界の扉をひとつ開くことに繋がっている。それも必然と、言われているような作者のしかけにドキドキする。次元を超えていく 夢渡り次元を超えるという言葉で、文字通りXXXHOLICの世界と漫画『ツバサ』が漫画世界の中で枠を超えてシンクロする。な...この感想を読む
5.05.0
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