当麻克之のプロフィール
本名 | 当麻克之 |
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よみがな | とうま かつゆき |
性別 | 男性 |
国籍 | 日本 |
所属 | 県下随一のスプリンターでインターハイ優勝候補 |
特徴 | 美男子 |
特技 | 流風と流水の見分けが外見だけで出来る |
物語上での目的 | ある意味すべての事件の元凶 |
父 | 映像化も多数の大河小説家 |
愛する相手 | 小早川 流風(こばやかわ るか) |
かつての交際相手 | 椎名 今日子(しいな きょうこ) |
海の闇、月の影の他の登場キャラクター
海の闇、月の影の感想
現実離れしたストーリー展開に負けないリアリティあふれる作品
双子の悲しい決別この本は冒頭、当麻克之、双子が恋焦がれている男性だが、その双子の片割れ、流風に告白するシーンから始まる。もう一人の双子、流水は彼女たちを祝福しようと一度は心に決めて彼のことを忘れようとするのだが…。ここのシーンがすべての始まりである。双子が感染したウィルスは、双子であるからゆえに同じ体格体質をもつ彼女らなら当然同じ結果をもたらすはずだった。それが、片やウィルスを広げることのできる体質、片やそのウィルスを抑えることのできる免疫をもつ体質に分かれてしまった。本当は流水も流風を祝福しようと思ったのは確かだろう。感染する前の流水は優しく妹思いでいい子だった。それは、朝練の時のお弁当を作ってくれたりとか、ハイキングでも流風をいつも気遣っている様からもよくわかる。でもこの残酷なウィルスは、自分の意思と関係なく、妬みやそねみ、憎悪などを膨れ上がらせる。それを考えるとぞっとする。だって...この感想を読む