まさにシリーズの集大成である - マトリックス レボリューションズの感想

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まさにシリーズの集大成である

4.04.0
映像
5.0
脚本
4.0
キャスト
4.5
音楽
4.5
演出
4.5

ついに『マトリックス』シリーズの完結となります。 一作目では世界観の説明、ネオの覚醒が主なテーマでした。 二作目では超人化したネオの活躍、マトリックスを脅かす存在と化したスミスが物語の中心にありました。 そして、三作目はマトリックスの世界から離れた現実の世界となるザイオンでの攻防に焦点を当てています。 前作のラストでネオの意識はマトリックスに侵入している状態で、彼を救い出すところから物語が始まる。 トリニティを先頭にモーフィアスやセラフがネオを捕らえているメロビジアンの元へやって来る。 ここで見せたトリニティの決意は彼女にとって最大の山場で、これによって救世主ネオが救い出されると、今度は人間と機械の戦争に物語が展開していきます。 前作では専門用語が容赦なく飛び交っていて、今ひとつ理解できないが、そんな人の為にきちんと分かりやすいアクションを提供してくれています。 今までは超人的なカンフーアクションがメインだったが、今回はAPUと呼ばれるパワードスーツと大群で押し寄せるセンチネルとの死闘、その一方でザイオンに向かうナイオビが操縦するハンマー号、そしてネオとトリニティが向かうマシーン・シティにそれぞれ道が分かれる。 まさに集大成という言葉が合うぐらい広げた風呂敷を畳んでいきます。 ただ、一作目と二作目の伏線を回収しないといけないので、どうしても型にハマってしまう部分があって、少しばかり勢いがなくなったのは惜しいところでした。

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