投影と昇華 フロイト・ユング・ザビーナ - 危険なメソッドの感想

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投影と昇華 フロイト・ユング・ザビーナ

5.05.0
映像
4.5
脚本
4.0
キャスト
4.5
音楽
4.0
演出
5.0

デービッド・クローネンバーグ監督の作品で、精神医学の大立者ユングとフロイト、彼らの患者であり協力者で同僚だったザビーナの話。 これは心理学や精神医学に興味のある人には見逃せない、心地よい面白さを織り込んである作品です。 患者のキーナ・ナイトレイが白目を向いてじたばたと正気を失った所から始まるわけで、いかに物事の解釈一つで心の中の安静が保てるか否かと教えてくれます。 彼女はユングの患者で精神が病んではいるのですがを知性がある、ゆえに治療の反応を言語化できるという素晴らしい実験が出来るようになります。これが話なんですが、精神の中の制限と言う檻を外して自由になれというのがメッセージではないかと思えます。 キーナはおっぱいペッシャンコですが、色気が在ります、あの細い姿ですらーっと鏡に写るシーンが大人の女を出してます。 当時は女のヒステリーは子宮の病気だと信じられていて、今でこそ大人のおもちゃのバイブレイターは大真面目に開発されたヒステリーの治療器具だったのです。

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