細かすぎる面白さが溢れかえったマンガ - 珍遊記の感想

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珍遊記

4.504.50
画力
5.00
ストーリー
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キャラクター
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設定
4.50
演出
3.50
感想数
1
読んだ人
3

細かすぎる面白さが溢れかえったマンガ

4.54.5
画力
5.0
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
設定
4.5
演出
3.5

目次

画力がすばらしくギャグ漫画を超越している

わたしは、女子なのですが、このマンガが本気で好きです。どちらかというとギャグ漫画の分類になるので、男子からの人気が多いと思います。それと、いままで女子の友達でこのマンガの面白さについて分かち合えたことがありません。。。このマンガの素晴らしさは、まず画力の凄さから入りました。

画太郎先生の絵は、少し怖い、気持ち悪いと思う人も少なくないと思います。ですが、本当に迫力があり、一ページ一ページしっかりと読み込んでしまってなかなか前に進みません。。。

妖力をもち町一番のかぶき者であった太郎が、とってもちいさくて、かわいらしい変な顔の姿に帰られてしまいます。この容姿のギャップにまず爆笑してしまいました。

そして、一番すきな場所は、太郎が全裸でパンツを町にいき探すシーン。ワゴンの中から、お気に入りのヒョウ柄パンツを見つけたときの太郎の表情は本当にすばらしいです。

太郎の感動と、よろこびがページから湧き上がってきていると思います。

冷静にみると本当にくだらない内容なのですが、絵力がすごすぎて、くだらないことに思えなくなってくるのです。

あと、試着をしようとして、鏡にうつった自分を他人と思い、それを笑う表情。

一人で微笑む表情はなんともいえず、マンガをみて爆笑してしまいました。

あと服を歩いている他人から奪いとり、ずっと胸に「たけし」と書かれた服を着ているというところもたまらなくツボです。

本気で怖いシーンと、そういうゆるい面白さが交互にでてくるのが、緊張と緩和のような感じでおもしろく、ギャグ漫画好きではまったくないのですが、このマンガは非常に気に入っています。

ギャグ漫画といえば、サラリと一度読んで笑う程度のものかと思っていましたが、細かい描写も見逃せず、じっくりと見ることができるマンガだと思います。繰り返しよんでも新しい発見があります。

サブキャラひとりひとりにも愛着がわく

このマンガの凄いところは、メーンのキャラクターだけでなく、サブキャラすべて愛着がもてるということです。太郎を捕まえようとするガンスやザーマス、カイカイはもちろん、ラーメン屋の店主なども非常に面白いです。

個人的には琵琶法師のるいじーがとても好きです。一曲100円で琵琶を弾く琵琶法師で、いつもいねむりしているが、1万円もらい豹変して琵琶をひくところ。人間味があふれていて、愛着がもてます。

ぜんぜん当たらない占い師もおもしろすぎです。的中率は百発十中、10回に9回ははずれるという占い師。普通の人より的中率低いのではないでしょうか?笑

この10回に1回だけ的中させるというところもなんとも面白いです。

あと、人面魚など、世代もあると思うのですがめちゃくちゃ面白いです。はげたおっさんの表情をした人面魚はめちゃくちゃ不気味で、それを入れたスープを玄じょうに食べさせようとするシーン。いかにも臭そうなにおいがただよってきそうで、見ているだけで吐き気すらしてしまうほどでした。

どのキャラクターも心の声みたいなのも出てきていて、見た目も不気味さと心の声との不釣り合いさなども見ものかと思います。

もちろん主人公の太郎の食いっぷり、飲みっぷり、寝すがた、などすべて愛着がもてます。本当にかわいいんです。酒を樽ごとじか飲みしたり、ラーメンを何杯も食べたり。普段の荒々しさとは一転、寝ているときの無防備さは、本当にかわいらしく、たまりません。新聞を布団替わりにして眠るところでは、新聞紙の四隅に石を置いて、飛んで行かない様に、めくれないように寝ています。きちんと上を向いて、ぐーぐー寝相よくねている姿はとてもかわいらしいと思います。

腕時計をしていないのに、何もつけていない手首をみて、もうこんな時間か、、、と時間を気にするところもとても好きです。

おもしろすぎる呪文のかずかず

各キャラクター、さまざまな妖力を使い戦っていくのですが、その呪文がおもしろすぎです。

瞬間移動する呪文は「ファックス」、妖気を吸収させる呪文は「パンパース」、早く走れる呪文は「カルルイス」などです。

これも世代によってわからない人もいるのかもしれませんが、自分にとってはドストライクでどれをとっても爆笑できるのです。

あと、じじいに使われた育毛「アデランス」という呪文もありました。

どれも最高にばかばかしいのですが、なるほどーと感心できる部分もあり、かなり奥深さがあり考えられていると思います。

実写盤の映画がでると聞いたとき、まわりのリアクションは割と批判的なものがおおかったように思いますが、私は妙になるほどとおもいました。

このマンガはギャグのばかばかしさだけではなく、奥深さや細かすぎる面白い部分がたくさん散りばめられているのです。

なので、何度読んでも楽しめるし、むしろ新しい発見すらあるくらいです。

このマンガは一度よむだけではなく繰り返しよむのを絶対に良いような気がします。

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