オリジナルのジュラシック・パークと映画の内容が同じ！？映画に込められたメッセージとは？？？ - ジュラシック・ワールドの感想

オリジナルのジュラシック・パークとあらすじがほぼ同じ

ジュラシック・ワールドはとてもおもしろいですね。

オリジナルのジュラシック・パークと比較してみると、ビジュアル的にも

ジュラシック・ワールドの方がかなり映画撮影の技術が発展していて

映像が美しく、恐竜たちもかなりリアルに映ってますね。

しかし、ジュラシック・パークとさらに比較してみると、、、、

映画のあらすじ同じ！！！

どちらの映画も、恐竜バージョンの動物園を建てるが、

動物達が脱走して、みんなパニックになり、

人間が動物達に食べられるというストーリ、、、

なぜストーリが同じなのか？

それは、単純に映画のヒットが必ず狙えるからでしょう。

1990年代に撮影されたジュラシック・パークが

大ヒットしたのだから、それと同じ内容で

現代化された映画を作ってしまえば、

ジュラシック・パークが大好きだった大人たち、

そしてジュラシック・パークを見たことのない

新しい世代の子供たちにも映画が必ずヒットするという作戦。。。

ジュラシック・ワールドがヒットしてしまえば、

ジュラシック・ワールド２も簡単に高い興行収入を得ることができますね。

オリジナルのジュラシック・パークとキャラクターもほぼ同じ

映画のあらすじだけではなく、

キャラクターも似たりよったりです。

例えば、ジュラシック・ワールドを経営しているクレアは

ジュラシック・パークでいうエリー・サトラー博士

という感じですね。

クレアが恐竜に追われる子供たちを探しにいく時の

服装までも、エリーにそっくりです。。。

どちらの映画でも、恐竜の専門家が活躍して、

なんとか一件落着という感じですよね。

まあ、ジュラシック・ワールドを観たあとに、

ジュラシック・パークの映画を観てみてもおもしろいと思います！！

映画に込められたメッセージ（その１）

ハリウッド映画では、最近よくある話ですが、

政治的なメッセージが込められていますね。

ジュラシック・ワールド２の方が、かなり政治的な

メッセージがこめられていて、私は個人的に

とても苛々しました。（笑）

なぜかというと、ハリウッドはエンターテイメントであり、

彼らは政治家でも政治の専門家でもなんでもありません。

海外のトップの大学、例えば、ハーバード大学や

オックスフォード大学に通う学生達は、

ハリウッド映画が政治のメッセージを発信するのに対して

とても嫌気が差しています。

（はい、私は海外大卒です。）

はい、まず映画に込められたメッセージの一つとして、

どんなに危険な動物でも殺すべきではない

というメッセージが込められていますね。

ジュラシック・パークとは異なり、オーウェンがまるで

恐竜をペット、もしくは友達のように扱っています。

名前まで付けちゃって。。。

恐竜の顔を触るシーンもありますよね、なでる感じで。

さらに、オーウェンの世話をしている恐竜たちを利用して

インドミナス・レックスを捕獲する時も、

俺のラプターを殺さないように他の捕獲メンバーに伝えます。

ラプターを殺すなって、、、、危険すぎますよね。（笑）

例えば、ライオンを飼っているオーナーがいるとします。

オーナーはライオンを猫のように可愛がっていて、仲良しです。

ある日、警察がライオンを利用して、何かの事件を解決したいといい始めました。

公共の場にライオンが放たれます。

ライオンはオーナーにしか敬意を払いません。

しかし、オーナーはライオンを絶対に殺すなといいます。

、、、、危険すぎるでしょ！！！警察や一般人がライオンに殺される可能性が高すぎる！！

ジュラシック・ワールドでも同じです。

ラプターが仮にインドミナス・レックスの捕獲に役立ったとしても、

そのあとラプターが何をしだすか不明です。

おそらくオーウェン以外の人たちを襲い始めるでしょう。

まあ、結局インドミナス・レックスとラプターが交流して

ラプターがオーウェン以外の人々を殺し始め、

ラプター達までも殺してしまいますが。

しかし、映画の最後のあたりで、やはラプター達は

オーウェンの命令に従うということがわかります。

インドミナス・レックスではなく、オーウェンの味方につく。

つまり、ここで映画を観ている人たちは、

「他のラプター達も殺すべきではなかったのに。。。」

という考えになりますよね？？？

そう考えたあなたはハリウッドの思うつぼです！（笑）

それは、良いように捉えるか悪いように捉えるかは自分次第だと思いますが、

この映画が発信している

危険な動物でも殺すべきではない

というメッセージにまんまとのっかってしまっているのです。

これは、動物の権利に対する政治的なメッセージです。

映画に込められたメッセージ（その２）

もう一つのメッセージも、これもまた動物の権利に対するメッセージですね。

遺伝子操作で新型の動物を作るべきではない

というメッセージ。

地球で一番の脅威は人間です。とても高知能な動物ですから、

そんな、地球を制覇している人間が他の動物達の遺伝子を操作して、

新たな動物を自分たちの娯楽のために作りだしてはいけない。

そんな感じのメッセージ。

現実で、現代の技術を使えば人間や動物のクローンも作成できてしまいます。

それに対してもハリウッドは反対しているのでしょう。

事実、ジュラシック・ワールド２では、クローン人間がでてきます。

ジュラシック・ワールド２では、人間たちが娯楽のために

新たな動物を作り出し、それがとんでもないインテリジェントな脅威となる。

遺伝子操作で動物を作り出すというのは、それだけ危険なことなのだ

というのを意味しているのでしょう。

娯楽のために作りだし、大金を投資して作り上げた動物（恐竜）を、

結局捕獲ではなく殺すことになるというのも、

新たな動物作成への危険さを映画の視聴者に伝えているのでしょう。

ハリウッドが政治に関与してくるのは、そろそろ辞めてほしいですね。

まあ、辞めないでしょうが。（笑）

ちなみに、ハリウッドの俳優や女優の中でも、ハリウッドが政治に

かなり関与していることに嫌気が差している人たちもいます。

しかし、そんな俳優や女優たちは、ハリウッドに一切文句をいいません。

なぜなら、そんなことをするとクビになるからです。

俳優、女優としてのキャリアが終ります。

まとめ

いかがでしたか？ただ単に映画を観るのではなく、

過去の映画と比較してみると、おもしろいことがわかりますね。

ジュラシック・ワールドの映画のあらすじや登場人物が

ジュラシック・パークとほぼ同じ感じなのは、理にかなっている。

映画が必ずヒットするために、

ディズニーがアニメ映画の実写版をやるのと同じ感じです。

アニメ映画が好きだった人たちは、実写版を絶対に観ますよね？？

ジュラシック・ワールドに政治的なメッセージが込められているというのは、

海外では結構話題になっています。

政治に関心のある若者、学生、大人たちが欧米には多いので。。。

ちなみに、ジュラシック・ワールド２の方が

より政治のメッセージが込められています。

アメリカのトランプ大統領をジョークにしているシーンがいくつかあるのです。

Fake News (フェイクニュース）というのも最初らへんのシーンででてきます。

ジュラシック・ワールドでは、危険な動物とも仲良くしていこう、

危険な動物でも殺してはいけない、というメッセージ。

そして、人間であるという、いわゆる権威を利用して

遺伝子操作で新型の動物を作るなんてことしてはいけない、

というメッセージが込められていました。

ジュラシック・ワールド２ではどんなメッセージが込められているのか？

皆さん考えてみてください！