魔法少女はすばらしい
魔法に魅せられる
この物語の感想を一言であらわすならばあこがれことのすばらしさだ。魔法がどのように使われるかで魔女は決まり、なぜ必要とするのかまで考えられている。昔から誰もが憧れを持ってきたものだ。どのようにうまく使って、どのように生活を豊かにしていくか。これらにあこがれ想像し、夢をみさせてくれる。主人公はとってもかっこ悪い、いかにもダメな魔女だが、人一倍明るい元気印の主人公だ。その子が実は、一番魔法の大切さとその存在意義を理解している。また、魔女自体の存在意義もしっかりと分かり、今後も魔女は必要だということを世間にしっかりと示している。そのような姿はたくましく、リーダーシップをしっかりと取っている。最初はただの魔法が使えないだけの子であったがだんだんと自分の長所、強さ、弱点を理解して、成長していく姿は主役の魅力だ。魔女の魅力だ。
ただ、技術的な魔法もすばらしいのだ。まるで、現実世界でも実現できそうなすばらしさだ。技術が魔法に挑戦しているような感覚だ。最後のほうでは技術が暴走して、国全体も革命が起きて、魔女たちが沈めるのだが、そこはクライマックスとしてはみどころだ。実際この考え方はありえる。現実でも魔法にあこがれをもち、技術を発展させてようと考えた人もいるのだ。技術は理想をかなえるものだといってい
魔法による戦争がやばい
他国、つまりは兵器を使っている集団との利益のバランスと、魔法会の政治の目的が衝突している状態を考えるべきだ。話し合いや妥協によって解決する問題ではない場合、その魔法少女たちの生存のために魔法会がとるべき行動は、一般的にいって最後は戦争ということになる。魔法を使える人、とそうでない人の全体の幸福を追求するために意思決定をするのが重要だ。それは魔法会と政治のトップたちの役割だ。非常に困難な状況下において、ある最善の目的のために、相対的に少数の民の命を犠牲にして防衛行為が戦争なのである。私たちの現実世界を例にあげてみる。私たちの帰属する集団を守るべく争うことを正当化しようとする場合がある。国に限らず、企業や、学校等の公共団体、もしかすると家庭ほどの小さな単位でも防衛行為は、集団の存在意義なのかもしれない。しかし、そんな現代社会において、戦争放棄を訴え続けている国、それが日本だ。戦後の苦しい状況を打破するためにがんばった日本が憲法9条を受け入れた。そんな非人道的な行いが日常化し、恐怖におののく日々を過ごさずにはいられなかった、戦時中のトラウマからの反動が大きかったからである。しかし、現在浮上している自衛隊や日米安全保障条約や関連したもろもろの取り決め、米軍の基地問題、集団的自衛権を巡る問題の本質は、日本が「国家」として、国民を守るための最終手段を放棄すること。効率的なアプローチができるかどうかの選択を国全体ができるか。そこはしっかりとして、国民の理解を得なければ意味が無いのだ。
魔法教育で今の教育を語る
ゆとり教育は今では問題というのか、微妙なラインにいる。ただそこから格差社会が生まれていると考えている人もいるのだ。現代社会諸問題として議論されているものの中にゆとり教育があるのはいつも言われていることだがそこをもっとほりさげていきたい。これは文字通り教育にゆとりを持たせ、子供にのびのびとした学校生活を送らせようという主旨によるものだ。現在の大学生で公立校に通学経験がある者は皆ゆとり教育を受けており、しばしば「ゆとり(教育)世代」と称される。ゆとり教育が提唱されるようになったきっかけは、戦後の日本で行われていた「詰め込み教育」を問題視する声が多く挙がったことであった。子供の理解度を無視した詰め込み教育は、授業についていけない児童・生徒をたくさん生み出してきた。さらに過熱化する受験戦争についても改善の必要性が叫ばれるようになった。この動きに伴い、1970年以降より徐々に義務教育が徐々に変化していった。学校週5日制になったのだ。総合の学習時間が作られたのは2000年以降になってからだ。これにより土曜日の授業は行われなくなった。総合という科目が新たに時間割に入り、何を目指しているのかわからなくなった。ゆとり教育が現代社会にもたらした結果は目で見て、でてきているのもではない。というか、結果がいいのかわるいのか誰も判断できないのだ。最近、言われていることは学習内容と時間の削減による学力低下ばかりがめだっている。例を挙げれば、算数あるいは数学だ。台形の面積の求め方を知らない子たちもおおい。円周率を3と教えられて、適当に教えればいいと考える教師もいたのだ。こうした子供たちにテストを受けさせると、過去に比べて点数も下がってきているし、数学に対する理解度がさがってきているのだ。その結果、国際競争力の低下とインプット力が低いことから起因する会社での適応能力の低下。これは由々しき自体だ。最近の子供たちの学力が低下することは、日本国にとって将来において問題になってくるだろう。
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