キャラクターについて
CLAMP学園初等部学生会会長・妹之山残の好きな人
妹之山残の好きな人は、好きな人がいるのではないだろうか、という噂もあるようです。CLAMP学園探偵団の依頼者や妹之山残会長を誘拐した犯人の女性など、女性ならばだれであっても優しく紳士的に対応する彼なので、だからこそ女性の扱いは心得ているみたいです。特に年上の女性からの好感は高いため、彼の母親や大人たちの影響なのかもしれませんが、年上の彼女がいるからといった理由も考えられます。
また、妹之山財閥は大金持ちでありCLAMP学園の創設者という設定になっているので、妹之山財閥の末子である妹之山残会長に許婚がいてもおかしくはないでしょう。それがCLAMP学園の生徒で作品の中で出てきたキャラクターなのか、それともまったく違う女性なのかはわかりません。他のCLAMP作品に出てくるキャラクターということもありえます。
しかし、恋人がいるにしても、いないにしても彼は女性からの期待を裏切るようなことはせずに黙ったままで、公にはしないのではないでしょうか。優しい妹之山残だからこそ、彼女たちの恋心を守るためにも言わないという選択をするのではないかと思いました。
CLAMP学園初等部学生会書記・鷹村蘇芳の好きな人
鷹村蘇芳と凪砂嬢の2人の出会いについては、マンガでもアニメでも語られています。お互いに一目惚れだったようです。2人が出会った場面は、笛を吹いている凪砂嬢と弓道をしていた練習着姿の鷹村蘇芳が出会うというものでした。2人の服装は傍からするとどこの時代のキャラクターだというように思えます。和風で昔からの日本人のイメージに合うキャラクターである二人が、和風なイメージの出会い方、演出で出会うというのだからおもしろいです。しかも、その出会い方が似合うキャラクターだからかっこいい、素敵だと思うほかないように思えます。
その後の二人の関係は妹之山会長を通じて読者に伝えられています。アニメでは、凪砂嬢や伊集院玲の彼女である大川幼等部会長と一緒にCLAMP学園探偵団の3人と行動していることも増えています。
鷹村蘇芳は、CLAMP学園で彼の母上が言う「いつか会えるどなたか」と恋人という大切なものを二つも手に入れることができたということなのでしょう。
CLAMP学園初等部学生会会計・伊集院玲の好きな人
伊集院玲と大川幼等部会長との関係は読者には伝わるようになっています。これだけわかりやすいのに、なぜ女性関係に敏感な妹之山会長が2人には好きな人がいるみたいだという推測だけで済んでいるのかは疑問がわきます。しかし、アニメ版では出会いの話が登場しており、凪砂嬢とともにCLAMP学園探偵団の面々と行動することが多く、交際していることは秘密にはしていないようです。
出会い方は独特で、物語だからこその出会いであるといえます。犯罪者でもある怪盗20面相の彼が20面相の姿でお嬢様である彼女と出会うというのだから、ロマンチックで幻想的な印象を芽生えさせます。こんな出会い方をしてみたいと、悪いものにあこがれを持ったことがある女性ならば誰もが素晴らしいと拍手を送りたいと思うのではないでしょうか。
3人の立場
妹之山会長は、妹之山財閥の末子という立場ですし、鷹村書記は、代々続いた忍者の末裔で、日本で1,2を争う武術家の一族の跡取りという立場、伊集院会計は怪盗20面相として彼の父の跡を継ぎ、2人のお母様の依頼を遂行するという立場でもあります。
このように示してみるとすごいとしかいえません。立場だけ見てもすごいのに、3人とも各業界のトップクラスの実力を持ちます。しかもCLAMP学園の大学でも講義を行なうことがあるというのだから、将来の話を書いてほしいとCLAMP先生にお願いしたい限りです。
本作を読んでいて時々忘れてしまうことは、彼らが小学生だということではないでしょうか。様々なマンガや小説、ドラマなどで天才と言われる人たちが登場します。しかし、大体が高校生の天才や若くとも中学生といった印象があります。小学生でこれだけのスペックがあるということは、今後成長して大人になったときには化け物級になるのではないかと思わせてくれます。彼らが高校生にもしなったとき、私たち読者がついていくことができないほどの頭になって、CLAMP先生も書けないと音を上げることになるから書かなかったのではないでしょうか。そして、小学生くらいまでが、彼らのことを取り上げられるギリギリの年代だったともいえると感じました。
大人になった彼らに願うことは、CLAMP学園探偵団として過ごした日々を忘れず、これからも仲良く読者を楽しませてほしいということです。読者を楽しませてキュンとさせながら、ユニークな心を思いださせる、そういった心に読者をさせる素晴らしい作品だと思います。最近、ツバサクロニクルやカードキャプターさくらの続編が出ているため期待していきたいと思います。
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