秋葉原が舞台じゃなくても良い - アキハバラ電脳組の感想

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アキハバラ電脳組

3.003.00
映像
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ストーリー
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キャラクター
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声優
3.00
音楽
3.50
感想数
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観た人
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秋葉原が舞台じゃなくても良い

3.03.0
映像
4.0
ストーリー
2.5
キャラクター
1.0
声優
3.0
音楽
3.5

目次

何か、似てる

なんだかこの作品を見ていると、どうしても『少女革命ウテナ』を 思い出してしまうんです。意味不明な展開に、憧れの王子様が実は敵だった。という何かと『ウテナ』を意識しているとしか思えないんです。もちろん似ているアニメなんてわんさかあります。現在放映されているアニメを見たって、「これって○○のパクリ?」と思う作品もありますし、キャラクターだけ似ているものもあります。ですが、あまりにも似過ぎなのです。確かに『ウテナ』は凄かったです。斬新な演出と見ている者をギリギリで裏切るどんでん返しという、かなり驚く内容でした。しかし、ほぼ同時期にここまで似ている作品が出てくると「またこのパターン?」と思ってしまいます。せっかく秋葉原を舞台にするんだったら、もっと違う設定の方が良かったのではないでしょうか?バトルものならバトルもので良いのですが、ひばり達が直接戦う事はあまりありませんでしたし、恋愛ものなのか友情ものなのかもいささかハッキリしませんでした。最終回まで見た後で、「結局この話しは何だったんだろう」では困ります。見終わった後にいつまでも「面白かった」と思わせる作品が今は少ないです。昔のアニメっていつまでも心に残るのが多かったし、『懐かしのアニメ特番』でも見る度にその頃の事を思い出すし、セリフも印象的でした。単なるブームに乗っかるだけではなく、後世にも残せるような作品を数多く作って欲しいというのが視聴者としての願いです。

結局、王子様じゃなくて単なる変態

中学一年生となった花小金井ひばりが夢の中で素敵な王子様と出会い、パタPiをもらう事からこのストーリーは始まります。ひばりはパタPiに、「デンスケ」という名前を付けていつも一緒に過ごします。そこに突然巨乳の美女が現れ攻撃して来ます。ひばりが窮地に陥った時、突然「デンスケ」が大人の女性の姿へと変身して「ディーヴァ」となり敵を撃退。というよくありがちなストーリーです。そもそもどうして女性型なんでしょう。おまけに言葉も喋りません。こんなコミュニケーションも取れない相棒って居ます?更にはなぜかひばりの友人達のパタPiだけ「ディーヴァ」になるなんて言うのも変です。途中から加入する大鳥居つばめは、敵として現れるのですがひばりの優しさに触れ、ひばりの家へと居候します。ってこれもかなり無理がありますよね?ひばりの親はそんな唐突な申し出をなぜそんなにスンナリと受け入れられるのでしょう?それに、ひばりとすずめやつぐみ、かもめ達にもそれほど強い絆は感じませんでした。そして、黒の王子とひばりの憧れの王子様が別人だなんて。更にその白い王子が黒より悪いなんて、一体全体どうなっているんでしょう?それもその白い王子はクレイン・バーンシュレイクのクローンで、クレインは純粋な心を持つ少女にしか興味を持てない。ってもはや王子様じゃなくて単なる変態ですよね?そんな変態王子の望みを叶える為にひばり達は戦っていたんですか?そもそも白とか黒の王子様って必要なんでしょうか?最終決戦でクレインを倒すのかな?と思ったら倒さないんです。彼はひばりに拒絶されて宇宙へ行きます。何百年、何千年後かの世界を夢見て。って、おいおい。それって可愛いと思った女の子にフラれた男がショックのあまり現実逃避して、挙げ句の果てには引きこもりになっただけの話じゃないですか。こんな最終回を見る為に毎週見ていたんでしょうか?そう思うと複雑な気持ちになります。やっぱり、「正義は必ず勝つ」みたいな最後の方がスカッとするじゃないですか。って、そもそも。世界を揺るがすような悪じゃないし。単なるワガママ王子の話だし。クレインとディーヴァ(パタPi)が去った後、ひばり達の心はどう変わっていたのでしょう?そういった成長物語の部分もなかったのが残念です。せっかくディーヴァ達にはギリシャ神話の女神達の名前(アフロディーテやアテナなど)が付けられているのだからそういった設定をもっと生かすとか、そういった戦闘シーンがあったらもう少し面白かったのにな。

ベテランは浮く

この『アキハバラ電脳組』のメインヒロインであるひばりを始め、すずめ、つぐみ、かもめを担当されているのは当時はまだあまり名前の知られていなかった方ばかりでした。申し訳ありませんが誰1人として知っている声優さんは居ませんでした。でも、みなさん演技がとても自然でキャラクターとの違和感はありませんでした。ありませんでしたが、つばめ役が林原めぐみさんと聞いた時には一抹の不安がありました。林原めぐみといえば、この時にはかなりのベテランです。それだけではなく、様々なキャラクターを器用にこなす演技派でもありました。そんな林原さんが途中で加入するとどうなるのか、何となく分かってしまいます。そして、案の定。林原さんの声が浮いていました。ここはつばめも新人の声優さんかあまり知られていない方を起用する方が良かったのではないでしょうか。

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