これって乙女心?
ちょっと矛盾してない?
22世紀、メソポタミア号が惑星テラツーへとたどり着き、男性しかいなかった彼らは子孫繁栄の為にクローン技術で子供を作り、女性の姿はカラクリだけ。その為、この世界では男性同士が恋愛関係になるのは当たり前。そういう設定でしたよね?でも、その割には同性のカップルが出て来ませんよね?唯一、「おったるく〜ん」といつも小樽を追い回す花形がいますが、小樽はかなり嫌がっています。もし、同性同士の恋愛が当たり前だったら、小樽も別の嫌がり方があったのではないでしょうか?番組が始まった時にそういったシーンを期待していたので、ちょっと残念でした。
アラレちゃん?
主人公のライムは、可愛くて明るくて、誰よりも強い。重たいガレキも軽々持ち上げる事が出来るし、走って来る車を片手一本で止めてしまう。あれ?このキャラってどこかで見た事ないですか?そうですっ。アラレちゃんなんですっ。そういえば、ライムも両手を広げて走っていたような気がするっ。小樽がライムを見つけた時に目覚めた彼女は、とてもミステリアスだったのに、次の瞬間にはもう豪快に笑い出す。この姿はアラレちゃんのようにしか私には見えませんでした。後に目覚めるチェリーやブラッドベリーが現れる事で、アラレちゃん感は少し薄くなった気もするけど、もう少し違うキャラの方が良かったかな?と思います。
影、薄い
もう一人の主人公である小樽ですが、彼の影はかなり薄いですよね?ライム達が活躍するのは当然なんですけど、やっぱり女の子に守られる男の子ってどうなんでしょう?おまけに途中で現れるファウストは、その外見と派手なイメージで存在感アリアリだし、最終回だって、ファウストとティーゲルの方が印象深く残っています。ここまで存在感の薄い主人公っているでしょうか?不思議な話しですが、小樽が一番輝いていたのは、花形とのシーンだった気がします。しつこい花形を容赦なく追い返す時こそが、小樽が目立つ場所なのです。出来れば、ライムやチェリー達との恋愛も見て見たかったな。あーんな可愛い女の子達と一緒に暮らしていても、小樽が恋愛を意識しているような感じはしませんでした。どっちかというと父性愛のような気がします。それに、乙女回路を埋め込まれたライム達でしたが、どこら辺が乙女回路だったのか、結局分かりませんでした。別に乙女回路というネーミングじゃなくても良かったんじゃないのかな?
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