伊丹監督の映画に対するオマージュとODAの方向性
1985年公開の日本映画で監督は伊丹十三。 男はこのタンポポみたいな女が好きだ、絶対に好きだ。子供一人で育てて、なれない仕事してて割烹着を着てるような女に男は弱い。 健気で気立てが良くて、化粧が薄くて、がんばってるんだけど、どうもコツがつかめてなさそうな仕事振り、これで男が手伝わないはずが無い。唇噛んで涙こらえて、ラーメンの出汁混ぜてるところなんか見ると、心がうずく。 これは日本の女の根本で、男はこういう女に育てられました。 ちなみにこの映画で欧米には「ラーメン」と言う言葉が普及して、ある人はタンポポラーメンと一繋ぎの言葉と思えてしまった人が居ました。 世の中のいろんな場面に居る人々、世の中から忘れられて居るホームレスや幼なじみや生きているいろいろな場面に居る人々がタンポポの自立を手伝う。 これはすごい話ですよ、唯くれてやる援助ではなく、、キャリアにする援助、これは周りを明るくする。 ストーリーは「食と味」と自立をテーマ、そして監督の映画に対するオマージュは見事に至る所にきらきらと光を放つ。
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