冬になると見たくなるドラマ！ - やまとなでしこの感想

同じ女性として好きになれないタイプの主

私は1話を見た時に同じ女性として主人公の神野桜子を好きになれませんでした。男を外見や中身で選ぶのではなくお金をどれだけ持っているかで決めるからです。そんな桜子に共感もできないし、最低な女だと腹を立てながら思って見ていました。なので、しおらしく可愛らしい桜子の友達である塩田若葉のキャラクターの方が最初は共感できる部分が多かったです。そしてイライラしながらも一体桜子は最後どんな金持ちと結婚するんだろうか？と最初から気になってしまう作品でした。

主人公のモテテクニックに注目

明らかに玉の輿を狙っている桜子は、女性の目から見れば獲物を狙うハンターのようで引いてしまいますが、桜子にロックオンされた男性は物の見事に桜子にハマってしまいます。そんなシーンを見ていて腹が立ちながらも、桜子のモテテクニックに圧巻されました。女性から見れば明らかにわざとでしょ！という仕草も男性からしたら自然で、それがドキっとしてしまう…このドラマに限ったことではないなと思い、途中から参考にしたいなと思う自分がいました。それから桜子を演じる松嶋菜々子の長身を活かしたファッションも男性ウケが良さそうなので見ていて勉強になりました。

お金よりも大切なもの

最後、桜子が医者の東十条さんとの結婚を決めたとき本当にあなたの幸せはお金なの？！とモヤモヤしましたが、最後の最後に結婚を破談にしてまでも中原欧介の元へ走っていく桜子を見て、やっぱりお金では心は買えないんだなと思いました。あれだけお金持ちの男の人との出会いを求めて、お金持ちの男の人に振り向いてもらうために努力をしていた桜子でも、最後は自分の心に逆らうことはできないんですね。

逆に言えば、そんな桜子を振り向かすほどの欧介の魅力がすごいです。中原欧介役の堤真一は、やまとなでしこが放送された頃に知っている人はあまりいなかったんではないかな？と思います。失礼ながらも、私も最初このドラマを見た時に主人公が松嶋菜々子なのに相手役なんでこの人なの？と思っていましたが、このドラマが見終わる頃には欧介のキャラと魅力にハマり堤真一という俳優が好きになってしまいました！

そしてこのドラマを盛り上げてくれたのは、松嶋菜々子や堤真一が演じたキャラクターだけではなくMISIAのeverythingの曲でした。この曲がドラマの中で流れるたびに胸がキュンとしました！