ダメなおとなからこれからのこどもたちまで、みんなでみれるプーさん
家族で見たい心温まる物語。
ディズニー作品の多くはもちろん家族で見たいと思えるものですが、その中でもこの作品はいつもの何気ない毎日が当たり前じゃない、大切な人がそばにいることの大切さに気が付けます。
プーさんはプーさんで。
プーさんやピグレットの声が思ったよりもおじいさんという声をよくききますが、あのおじいさんの声だからこそ、あのおっとりした雰囲気を作り出せるし、優しい気持ちになれるのだと思います。
この作品ではなかなか見られない本当に心の底から悲しんでいるプーさんが歌うシーンがあります。ぷー作品の中でも名曲だと思う1曲なのですが、すごくうまいわけではない、調子も音も時々外れる、だからこそプーさんらしいし、心からクリストファーロビンがいなくなってさみしくて不安で会いたいという気持ちが伝わってきます。自分が原因でどこにいるのかわからなくなったかはつゆ知らず、どこにいるのと歌う姿は、間抜けなぷーさんらしくありますが、それでも必死に大好きな人を探す姿は小さな子供にも見えて、誰もが思わず自分の家族を抱きしめたくなる瞬間になると思います。その歌をひっそり陰から聞いているピグレットの表情も切なげで抱きしめたくなる気持ちになるはずです。
それぞれの頑張りが胸を打つ
プーさんはもとより、ティガー、ピグレット、イーヨー、ラビットも。オウルもそれぞれ自分の強みと思っていることを発揮しようとして頑張りますが、見事に最初の思惑はみんな外れて散々な結果に。。だからこそ、そのあとのそれぞれの事件を通して自分の長所を見つけられたんだと思います。
オウルだけはその変化はありませんが、若者たちに許されたチャンスなんだと思うと現実的な面もありそこも面白いのではないでしょうか。一度壁を乗り超え ることで人は強くなれるそんなことも教えてくれるディズニーらしさなのではないでしょうか。特に自分についてくれば大丈夫と豪語していたラビットが、実は前から迷子になっていたと打ち明けるシーンでは、自分の過ちをはっきり認めることの難しさが、現実社会でもこういう上司いるなーと思いながら見ていました。そのあとしっかりト自分に自信を取り戻すラビットですが、根拠のない自身は人を巻き込むんだよ、と社会でふんぞり返っているダメな大人たちにも見てほしい作品だと思います。いろいろなキャラクタが出てきていろんな頑張りを見せてくれるからこそ、いろんな人がみて感情移入しやすいし、感度できる作品できる作品です。
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