ロボットアニメの革命児!
新しい設定
主人公が、ごくごく普通の学校の5年3組の子供たち、というところがまず新しいと思ったところでした。それまでは、ヒーローまたはヒロインは一人という作品が多かったので。
また、学校がロボット基地、教室が指令室という設定も、当時同世代の者としては、ものすごく気持ちが高ぶりました。出動する際、メダルを机にセットしてからの流れるような変形、そしてそれを盛り上げる音楽。現実には絶対にありえない設定だけど、当時はそれがとても眩しく、地球防衛組をうらやましく思っていました。
その斬新な設定は、まさにロボットアニメの革命児です!
子供ならではの悩みや思い
地球の平和を託された子供たちでも、それぞれ苦手なものや、習い事や、家の都合や、恋愛の悩み等で、すぐに出動できないこともあり、ハラハラドキドキな展開もまた、この作品の魅力です。悩みや問題ごとを、みんなで解決して一歩一歩成長していく過程が、なんとも清々しく感動的です。また、最初はあまりまとまりのなかったクラスが様々な壁を乗り越えて、だんだんと一つになっていく様が描かれており、学校っていいな、友達っていいなと思わせくれました。
魅力的なキャラクターたち
地球防衛組も、それを見守る先生や大人たち、敵の邪悪帝国の悪役たちも、みんな個性的で魅力的なキャラクターたちです。声優さんも、二役、三役とやられてる方が多く、でも見ていた当時はそんなこと全くわからずで、本当にプロの技術だなと感心しました!
主人公の恋と成長
主人公(仁)と委員長(マリア)の関係性も見ていてドキドキ甘酸っぱい気持ちになるところでした。最初はぶつかり合っていた二人ですが、戦いを乗り越えるにつれて、お互いの魅力に気付き、意識し始めます。でもそこは小学生なので、なかなか素直に気持ちを伝えることは出来ず、たいてい、仁がふざけて、マリアが怒って終わります(笑)
小学生アルアルですよね。
そんな二人のくすぐったいやり取りに、何度甘酸っぱい気持ちにさせられたことか…。最終回では、マリアが仁に抱きつく場面がありますが、見ていた当時は『このあと二人はどうなっていくんだろう…』とあたたかい気持ちで想像していたものでした。
そんな恋愛模様も随所に折り込まれていて、同世代の子供たちのハートをつかんだことも、人気のあった要因だと思います。
素晴らしい音楽
OP、EDとも作品に合わせ作られており名曲です。
また、田中公平さんの劇中音楽も素晴らしく、物語を盛り上げてくれています。今でもバラエティー番組などで、ライジンオーのサントラはよく使われており、名曲は何年経っても色褪せずに残るんだな…と嬉しく思います。
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