ちょっとだけ、ひねったラブコメ - 恋におぼれての感想

理解が深まる映画レビューサイト

映画レビュー数 5,784件

ちょっとだけ、ひねったラブコメ

3.53.5
映像
3.5
脚本
3.0
キャスト
3.0
音楽
3.5
演出
3.0

目次

想定できる前半部

田舎の天文学者が主人公です。幼稚園教師の恋人とラブラブの生活を送っているあたりはありきたりの描写。ニューヨークに職を得た彼女を泣く泣く行かせて、帰郷するはずの日、別れの手紙(彼女の父経由で)が届くというのもありがちな、想定できる展開でした。

すると、男は一目散にニューヨークに向かいますね、で、やっと探り当てたアパートにはフランス人と同棲する彼女がいて、びっくりという、ここまでもまあ、よくある展開。

少し、異質なのは(というか、この作品のアイディアの柱ですが)男は失意の元、向かいの廃墟ビルに陣取って二人を観察しはじめるのです。都合良く、廃虚ビルがあったのですね。

復讐作戦が始まるが、なぜか最後に反省

嘘みたいな話ですが、まあ、同様に、そのフランス男にふられたという女もその廃墟にやってきて、望遠鏡や盗聴器を使った奇妙な復讐作戦を始めるというのがストーリーのエンジンになります。まあ、どんな復習をしていくんだろうと、多少はワクワクしてくきます。

で、フランス人と彼女を別れさせ、フランス人の職まで失わせるというのがこの作品の復讐劇となり、つまりは成功したわけですが、主人公は別の愛に気づくとともに、フランス人と自分の元彼女も元の鞘に戻そうとするというラスト。反省したんですね。

終わってみるとそれほど印象に残らない凡百の典型的なラブコメディでした。まあ、紋切り型のラブコメからは少し工夫とねじれを導入したという感じでしょうか。ある典型的なラブ・コメを監督が何とか工夫して通り一遍でないように仕上げた、という感じが正しいかもしれません。

白いスクリーン造りをしている途中の、望遠鏡を通して廃墟の部屋に写される画像、これはとても秀逸でしたね。でもただ、それだけです。結局はよくある普通のラブ・コメのラストになって、どうして最後に反省するかな?どうせひねるならもっとブラックにできたのにとも思います。復讐の仕方からして、普通に考えれば、もっとえげつなくするか、もっと軽くするかという両極極端な選択肢もあったと思います。 

すぐれたラブコメのあり方を考えさせられる

ハリウッドにおいてラブコメは一大ジャンルですが、この手のものはもう、おふざけというか、本当に時間つぶしにしかならなくて、見終わった後、時間がもったいなく思えてしましまいます。すぐれたラブコメとはどうすればいいのかと考えさせられます。泣所なのか、強烈な笑いどころなのか、どっちも必要なんでしょうね。

ちなみに元彼女役のケリー・ブレストンはきれいですね。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

関連するタグ

恋におぼれてが好きな人におすすめの映画

ページの先頭へ