クスッと笑えるコメディ作品 - 星の王子ニューヨークへ行くの感想

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クスッと笑えるコメディ作品

3.23.2
映像
3.0
脚本
3.0
キャスト
4.0
音楽
3.0
演出
3.0

目次

面白かった!

有名な作品ですし、安定した面白さでした。終始ずっとコメディなのですが、エディ・マーフィの軽快な感じがとてもこの映画にポップさをだしていてよかったです。アフリカ独特の陽気な感じとか、見ているこっちまでウキウキさせられましたね。王子ということで周囲が全部してくれちゃうから、ちょっと世間とズレたところとかも嫌味なく描かれていたと思います。

お金というものへの欲望

このお話は王子が自分というものを知ってほしい、身分じゃなくて自分をみてほしいということが軸になっています。でも物語にでてくる人物たちってリサ以外はほぼお金持ちだってことで態度が急変します。リサのお父さんもそうです!あれだけダリルを推していたのにあっさりとアキームに媚びてましたね(笑)でもお父さんのいいところは本気で娘を愛しているということ。国王がリサのことを悪くいったとき、どんなに大金でも受け取りませんでした。あそこで受け取っていたら幻滅でした!そして国王だと知っても態度が変わらなかった人がもう1人!それは床屋のおっちゃんです。あの床屋のおっちゃん良いキャラしてて大好きです!国王にも毅然とした態度でとてもかっこよかったです。

恋愛はいまいち

お嫁さん探しが目的なので、物語は恋愛中心で進んでいきます。ただこの恋愛についてはいまいちに感じてしまいましたね。だって結婚式当日までリサが花嫁ってことがわからなかったんですから、あのときアキームはどんな気持ちで結婚しようと思ったんだろうって思ってしまいます。最後元の婚約者も幸せそうにしていたからまだ救いはありましたが、王子に嫁ぐための教育を受けてきたあの女性がものすごくかわいそうで。一言王子から最後に言葉があればまた違ったんでしょうが、ものすごくアキームがひどいやつに思えてしまいました。リサからみても別の女性と結婚することをアキームが了承したのと一緒ですから、普通だったら嫌ですよね。それをなんかロマンチックに描いているからものすごく違和感がありましたね。

こうしてほしかった

映画なのでそういうところはご都合主義でって感じなのでしょう。でもロマンチックにしたいなら、元の婚約者のことをなんらかの形でアメリカで知って、納得したうえでの結婚の方がよかったと思います。アキームが自分をみてほしいと願ったように、元婚約者の本当の姿を彼は見る努力をするべきだったと私は思います。リサと同じように時間をかけたらきっとあの婚約者だって自分を見せただろうにって思うんですよね。

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改めて観たらわりと謎設定のコメディー映画

これは”コメディー映画”でいいんですよね?昔から大好きな映画のうちのひとつ。今までわりとテレビのロードショーで何回もやっていた映画ですが、たまたま「星の王子様」(小説)を紹介したテレビ番組をみていたときに、旦那がこの似たようなタイトルの映画を観たことないということだったので、久しぶりにレンタルして鑑賞しました。本編が始まって数分、お城の様子や日常の流れが続き・・・「これはコメディーなの?」と聞かれてハッとしました。私はてっきり楽しいコメディー映画だとずっと思っていたのですが、この映画はわりとアメリカ映画にある”ドカンドカン”とした笑いを起こさせるタイプではなく、合間合間に”クスクス”させるタイプのコメディー映画だったので、実は分類がしにくい映画であり、人によっては、”ドラマ”か、”ラブロマンス”だったのです!(旦那は恋愛映画は大嫌いなのでこの時点で最後まで鑑賞できないんじゃないかとハラ...この感想を読む

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  • mohumohu
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